昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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NHK以外のテレビをォ、ぶっ壊すゥ!

賛否が分かれている、と言うよりも、圧倒的に批判的意見の方が多いN国党だが、僕は面白い政党と思っている。

そのN国党は、次回の我が町の市会議員選挙にも、候補者を立てると発表した。

もともと落選者がほんの数名しか出ない暢気な選挙区だが、N国党が候補者を立てれば一気に緊張するだろうし、仮に我が田舎町で当選したら、N国党の勢いはホンモノだ。

 

N国党政策の一枚看板、NHKのスクランブル放送化については、基本的には賛成だ。

しかし、それには前提がある。

それは、テレビ放送が今後共、安定した事業であり続けることだ。

NHKを含む各テレビ放送に、バラ色の未来があるのなら、NHKのスクランブル放送が実現しても、NHKがぶっ壊れることはない。

しかし今のテレビ業界は、それが冗談にとは聞こえないほど危うい状況にある。

情報伝達手段としてのテレビは、現実にどんどん先細りしているのだ。

 

そんな中で、日本の伝統文化や、マイナー競技の普及のためには、公共放送、NHKを潰してはいけない。

僕の中では、そう結論付けた。

よって僕は、「NHKをぶっ壊す」と主張するN国党を支持しないし、市議会議員選挙でN国党に投票することもない。

N国党が「NHK以外のテレビ局をぶっ壊す」と方針変更したら、それには大賛成だ。

 

テレビっ子だった僕が、殆どテレビを見なくなって久しい。

特に民放テレビは、スポーツのライブ放送以外は全く見ない。

立花孝志N国党党首は、「テレビの時代は終わり、今からはYouTubeだ」と言う。

確かにYouTubeには、様々な自称YouTuberたちの種々雑多な投稿が溢れているので、その中から、自分が好きなものを見ていると大変楽しい。

立花党首が「今月の広告料2百万円超」と言うのも、分かる気がする。

また、自分もYouTubeに投降すれば、双方向性のコミュニケーションになる。

批判や、それに対する反批判もできるのだから、実にフェアだ。

そしてそれは、電波を独占的に割振りされている現在のテレビでは、絶対に不可能だ。

 

加えて、テレビ報道そのものの客観性も疑わしい。

各放送局は、建前上は公平中立を装い、権力を監視役などと夜郎自大の綺麗ごとを言うが、本音は自社の利益こそが最優先だ。

しかもその利益とは、スポンサーのために視聴率を稼ぎ、自分たちの立場を有利に配慮してくれる政治への介入だ。

結果として各テレビ局は、刺激を求める視聴者を惹きつけるために、情報を改竄したり、捏造するし、明らかに一方に偏った報道をも辞さない姿勢となる。

 

こんなテレビ局にとって、ネットによる情報拡散は、まるで商売敵と同じ意味を持つ。

それまでは、情報を独占していたのだから、その真偽の検証などできなかった。

しかし今では、SNSによってフェイクニュースはすぐにウソがばれてしまう。

一方的な流れの報道は、もはや時代遅れだ。

 

テレビについて言えば、報道以外の番組も大ピンチだ。

そのほとんど全てが、いわゆるヤラセ、仕込みだからだ。

ドラマは、役者が台本通りに演じていることを誰もが知っているが、実はノンフィクションなどと称しても、嘘っぱちばかりだから始末が悪い。

こちらもまた、視聴率のためには、当然ながら視聴者に訴えるネタが必要になる。

しかし、タイミングよくそんな都合のいいことが、連続して起きるはずなどない。

そうするとドラマ同様に、粗筋を作り、仕掛けを作らないといけなくなる。

たまにヤラセがばれて大騒ぎになるが、そんなのはテレビでは日常茶飯事で、むしろ問題視する方がおかしいほどの常識なのだ。

偶然出会ったはずの親子だが、母親は化粧バッチリ決め込んでるとか、たまたま歩いていると、そこにとってもユニークで面白いオヤジがいたなんてシーン、可笑しいだろ!

 

報道もバラエティも、テレビに未来はない。

我々は、ネット情報が怪し気であることは知っていて、最初から半信半疑、人によっては二信八疑程度で接している。

しかし、テレビからの情報は、一信九疑くらいでちょうどいい。

マスコミの王様だったテレビは、本当に終わっている。