12月16日台湾旅行に出発。
夕方6時発なので、過去にないほど、空港に向かう時間に余裕がある。
出発予定の3時間前に空港に到着し、ラウンジで時間を潰す。
この日の搭乗は、バスでの移動となる。
度々成田空港を利用してきたが、バス利用は初めてだ。
搭乗後にスッチー頭(チーフCA)が、「バス移動でご迷惑をおかけして申し訳ありません」と謝罪に来たほどだから、珍しいのだろう。
機内には、ペット容器の水もないし、防寒のカーディガンもない。
飛行機は10年位前の機種で、ヨーロッパ、アメリカ便に比べると、極めて古臭い。
予定より30分遅れで出発し、飛行時間はわずか3時間半。
到着予定は、当初は8時40分だったのが、時間が経過するに従い1分ずつ遅れて表示される。
最終的には、20分遅れになった。
短時間フライトなので、楽しみの機内映画は一本しか見ることができない。
選びに選んだ最新映画「ワイルドスピード」だったが、単に主人公二人が大暴れするだけの映画だった。
現地時間9時、台湾桃園空港に到着。
イミグレーションは実に簡単で、入国後キャッシングで現地通貨を調達。
インフォメーションを見つけ、英語で「タクシー乗り場は?」と聞くと、「ここで待って」と日本語が返ってきた。
台湾では、日本語が通用することを、再認識した。
禿げたオジサンだが「ここのタクシー料金は1200元で統一されている、ホテルまでは約40㎞、40分」と親切だ。
呼び出されたタクシーは、初めて見るベンツのボックスタイプ。
オジサンが「値段は一緒だから」と笑うが、天井が高くて実に乗り心地が良い。
タクシー運転手は、愛想は良いが、英語も日本語ができない。
そこで妻が、昔取った杵柄の初心者中国語で「1200元ネ」みたいに確認し、料金をて支払った。
色んな国で詐欺師まがいのタクシーを経験してきたが、台湾では、キチンと領収書も発行し、運転手は名刺までくれた。
旅行の初っぱなで、安心できるタクシーに巡り合うと、それだけで気分が良くなる。
10時に到着した日系ホテルのチェックインもまた、全部日本語。
外国旅行は英語と思い込み、それなりに緊張していたが、日本語が通用すると一気に気分が楽になる。
一っ風呂浴びて、11時には就寝。
近距離旅行なので全く大したことないと思っていたが、そうは言ってもやはり外国。
やはり疲労していたようで、すぐに熟睡した。