昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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たった三人の集まりまで延期!

3月中旬に、昔の仕事仲間と昼飯を食べる予定だった。

皆リタイア老人だし、住まいもバラバラなので、中々会うチャンスがない。

年に一度は、旧交を温め合おうと約束してきたので、楽しみにしていた。

 

ところがその一人から、「時節柄、延期にしたら」とメールで打診があった。

もちろん、武漢肺炎予防のためだ。

僕は、武漢肺炎に罹患するのは、交通事故にあうようなものと思っていた。

もうパンデミック状態に近いので、今更いくら用心しても、絶対安心などない。

だから武漢肺炎への不安を頭から消去して、ごく普通に生活すると決心していた。

 

そんな訳で、何の躊躇もなく昼飯の場に出かける積りだった。

しかし、とは言っても、何が何でも3月に会いたいほど恋しい仲間でもない。

「確かに老人三人が、マスク姿でウロウロする様は見栄えも悪いし、不気味だから延期に賛同」と返信した。

すると間髪を入れずもう一人から、「絶対に賛成、自分もいつ言い出そうかと悩んでいた」とメールが来た。

たった三人の集まりだが、その内の二人は、集まることそのものを疑問視していた。

能天気だったのは僕一人。

世間中が、武漢肺炎を怖れ騒いでいることを、改めて再認識した。

 

遅まきながら、日本政府も様々な対策を打ち出してきた。

・二週間は、小集会も含めて自粛

・小中学校、高校は、来週から一気に春休みを取る

初動の失敗は明らかで、武漢肺炎の水際防止ができなかったので、せめてこれ以上の拡散を防ぎたいのだろうが、若干政府の焦りを感じてしまう。

 

こんな動きの一番の問題点は、経済への悪影響だ。

実際、世界中で株価は暴落している。

ニューヨークダウは、リーマンショック以来の下落を見せたらしい。

トランプ大統領は、自分が再選されたら株価は上がると演説していた。

これはアメリカでは、未だ武漢肺炎が猛威を振るっていないからの楽観論で、どこから侵入するかもわからない病原菌の恐怖が目の当たりになると、アメリカもパニックになるだろう。

 

日本では、今年夏の東京オリンピック開催すら、懸念され始めた。

3月の大相撲も、サッカーJリーグ、ラグビートップリーグ、その他諸々の催し物が、次々とキャンセルされたり、延期されている。

最早、平穏な日常生活が送れない状態にまで、追い込まれているのだ。

 

今は世界規模で、これ以上の武漢肺炎拡散を防ぐための方策が焦眉の急で、責任追及は二の次なのは分かっている。

今、責任論を議論をしても、武漢肺炎の恐怖は消えないからだ。

そんなことは重々分かっていても、腹が立つのは中国の態度だ。

自分たちが世界中に災厄をばらまいておきながら、「世界中の国に中国の経験が役立つ」とは、何たる言い草だ。

今回の武漢肺炎は、中国が世界に対して仕出かした大罪だ。

こんなウィルス疾患を発症させながら、一か月もその事実を隠ぺいした中国政府、中国共産党の罪は万死に値する。

 

三人で昼飯を食べる、個人的な楽しみを奪った中国には、アァ、腹が立つ!