昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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東北紅葉の旅、三日目

繋温泉の定宿は、何度宿泊しても満足する。

国内でも稀有と思われる部屋付き巨大露天風呂が魅力で、到着の日に二度、出発前に二度、合計四度も満喫した。

早朝から、眼下の湖の絶景を見ながら温泉に浸る贅沢は、何にも勝る命の洗濯になる。

 

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露天風呂から朝景色

風呂だけでなく、サービス内容も素晴らしい。

前日の上山温泉の料理は、量が多すぎて食べ過ぎたが、この旅館は適量で、質も良い。

夕食も朝食も、大満足。

 

最終日は、520㎞先の我が家に帰る以外に、具体的予定はない。

すると嫁が「折角ここまで来たから、厳美渓に行きたい」と話し始めた。

我々夫婦は、比較的価値観が似ていて話が弾む方だと思うが、この旅先の「折角ここまで来たから」に関しては、全く考え方が違う。

嫁は、必ずどこか名所旧跡を探して訪ねようとするが、当方は西洋人感覚で「何もしないで寛ぐ」ことが好きだ。

しかし厳美渓は、将に帰り道の途中にある。

ならば、ついでに寄っても大した負担ではない。

また、昨日貰った11千円のクーポンを、この日中に使い切らないといけない。

厳美渓の近くには、厳美渓道の駅がある。

と言うことで、ゆっくり目の午前10時半にチェックアウトして、厳美渓を目指した。

 

厳美渓は。結構有名な観光地で、確かに風光明媚だが、さほど広範囲ではない。

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絶景と言えば絶景、微妙な厳美渓

だんごが名物らしく、川のこちら側で板を叩いて合図すると、はるか対岸からロープウェイで団子とお茶が運ばれてくる。

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団子をわざわざロープウェイで運ぶまでもないとは思うが

開いた籠に、料金500円を入れて取引完了となる。

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日本人はこんな時、絶対にズルをしない

物珍しさから、注文する人が後を切らない。

厳美渓は、30分もいれば、すぐにやることがなくなる。

続いて、クーポンを使い切るために、すぐそばの厳美渓道の駅へ。

ところがこの店がチャチで、買うべきものがほとんどない。

やむを得ず、コメを20㎏も買って、やっと帳尻を合わせた。

 

昼食はネットで調べた、最寄りの直利庵へ。

一関市内では有名店らしく、駐車場も広い。

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地元のソウルフードとまで言われる蕎麦屋さん

蕎麦屋ではいつも大盛ザル蕎麦を注文するが、この店の場合、量が半端ではない。

しかも、麺がでかくて長い。

小さな器に移動させるだけで難儀して、そこらへん中にそばつゆが飛び散る

自称蕎麦通の当方だが、こんなに汚い蕎麦の食べ方をしたのは始めただ。

普通盛りを注文した嫁だが、それでも半分近くを残していた。

 

この昼食で、東北地王紅葉見物の旅のスケジュールはすべて終了。

後は高速道路を利用して、ひたすら我が家を目指す。

この日550㎞を走破して、午後6時半無事に帰宅した。

三日間の走行距離は1400㎞。

元気で帰宅出来たので、達成感あり!