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保守派の分裂騒ぎ

大の大人が、しかも常日頃ヤタラと裁判に訴えるサヨクをバカにしていたはずの保守派論客が、傍目も気にせず大喧嘩している。

どうにも腹の虫がおさまらないのか、とうとう片一方が、喧嘩相手を名誉棄損で訴えるらしい。

 

訴える方は、百田尚樹と有本香。

訴えられる方は、YouTuberのKAZUYA。

 

元々の原因は、アメリカ大統領選の結果を巡る見解の相違だ。

百田が、不正選挙の結果トランプが負けたと力説したのに、KAZUYAや上念司が「それは単なる願望」と一蹴したことに端を発する。

暫くはお互いに、自説に有利な情報を紹介していたが、KAZUYAが「百田はフォロワーをけしかけて攻撃する」と言い出した。

百田によると、そのことが名誉棄損に当たるらしい。

 

百田は訴えた理由を「自分への攻撃なら我慢もするが、ファンやフォロワーをバカにされたのは許せない」と言っている。

しかしこれは、カッコつけているだけで実際はウソ。

KAZUYAは別段、百田のファンやフォロワーをバカにしてはいない。

百田のやり方を、「ファン心理を計算づくで、Twitterを利用して論敵を追い込む」と、百田自身を批判しているだけだ。

一方の百田の本音は、KAZUYAがYouTubeで、保守派の重鎮、百田を正面切って批判したことも許せないと思われる。

KAZUYAを可愛がっていたのに「飼い犬に手を噛まれた」気持ちになり、「オマエのようなサンピン風情が、オレ様に盾突くなんて百年早い」と、自尊心が痛く傷ついたことも想像に難くない。

 

こんな事態になると必ず、「足して二で割る」中庸精神を説く連中が出現し、Twitterでは

 ・敵はサヨク

 ・それなのに、保守派同士がいがみ合うのは利敵行為

 ・裁判ではなく話し合いで解決して欲しい

 ・早く仲直りを

との、親切な意見が多くみられる。

しかし自分の考えこそ正しいと確信している人にとって、こんな仲介案を受け入れる心の余裕はない。

気持ちが段々エスカレートしてしまい、ほんのちょっとの違いでも他人の意見が許せなくなっているからだ。

 

今回の百田対KAZUYAの内ゲバだって、元を質せばアメリカ大統領選の結果を巡っての意見の相違だ。

極論すれば、トランプかバイデンか、どっちが勝とうが負けようが、日本人が何とかできるモノではない。

また仮に、どちらかの意見が正しく、どちらかは間違っていても、それが大統領選の結果を左右することもできない。

謂わば、どうしようもないことなのに、裁判にまで訴えて決着をつけるところまで、アタマに血が上ってしまっている。

こうなると、覆水盆に返らず。

本人同士は、我こそ正義と思い詰めているのだから、お互いが納得するまで喧嘩させるしかない。

 

サヨク同士の内ゲバは有名だが、保守派だって同じことなのだ。

よくよく考えれば、自民党には派閥があり、切磋琢磨と言えば聞こえが良いが、実際は醜い足の引っ張り合いをする。

野党も、いつも似通った意見で共闘しているのに、立憲民主党共産党は別々の組織で活動している。

社民党は、打って一丸となって、立憲民主党と合流しなかった。

傍から見ると、揉めている差が分からないような些末な違いでも、当人同士だけには重大なことで、絶対に譲れない一線がある。

 

アメリカの出来事で喧嘩している、今回の保守派分裂も同じだ、

人間誰もが、お山の大将になりたがる。

だからこそ、神様が見れば「こいつらアホだな」と呆れるだろうが、どうでもいいことのために、己の名誉を掛けて争いたくなるモノだ。

 

実はアメリカ大統領選の結果が判明すれば、今回の喧嘩でどちらの意見が正しかったかは一応の結論が出る。

トランプ敗北をアメリカ国民が受け入れれば、国際的陰謀論まで持ち出し不正選挙を訴えていた百田側の主張はとんだピエロになる。

一方トランプが逆転勝利すれば、KAZUYA側の信用がなくなる。

しかし今回の日本での事態は、それで一件落着とはならない。

今や、KAZUYAの発言が名誉棄損かどうかを争うのだから、下手をすると最高裁までもつれる。

 

実は因縁の対決に対しては、どちらかに感情移入する方が面白い。

古くは相撲の栃若、柏鵬、輪湖対決、野球では阪神―巨人、西鉄ー巨人の対決では、どちらかを熱烈に応戦するから熱中できる。

今回の保守派同士のバトルでも、実は密かに応援している側はあるが、それはここでは明かさない。

こんな場合は、高みの見物に限るからだ。

どっちが勝とうが負けようが、我が身への影響などツユほどもないのなら、他人の揉め事は派手なほど面白い。

 

当方は、そんな心境で喧嘩の成り行きを見ている。