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スポーツ中継と偏向報道の類似性

マスコミの偏向報道には、年甲斐もなく腹を立て続けてきた。

どこの放送局も、天下の公共放送局NHKですら、明らかに反政府報道に偏っている。

これでは2009年に、マスコミ挙って国民を恣意的に政権打倒に導いた時の政権交代騒ぎと一緒だ。

あの時に誕生した民主党政権は、三年間に亘って無為無策を繰り返し、東北大地震福島原発処理では、日本にとって取り返しの利かない損失を出してしまった。

その一番の責任は、そんな選択をした日本国民にあるのは間違いないが、そんな風潮を作り出したマスコミもまた、大きな責任を背負っているはずだと悲憤慷慨していた。

 

民主党政権が大失敗だったことは、万人が認めるところだ。

さすがのマスコミだって、あるいは民主党自身ですら、あの時の政権運営について褒める部分がないことは自覚しているはずだ。

それでも尚現在のマスコミは、相変わらず与党を攻撃し、野党を支援している。

 

そこまでマスコミが意固地になる理由は分からないが、見方を変えれば、マスコミなんてそんな程度かも知れない。

マスコミの政局報道は、スポーツ中継に似ていると思うからだ。

実際にマスコミにとっては、政治報道もスポーツ放送も、大差ないのだろう。

 

例えばプロ野球中継では、日本テレビは明らかに巨人贔屓の放送をする。

関西地区ではもっと極端で、全ての放送局は阪神タイガーズの応援団と一緒だ。

同様に、地方に行くと、地方球団の応援一色になる。

解説者は元地元球団出身選手だし、アナウンサーは露骨な依怙贔屓放送を繰り返す。

この傾向は、野球だけではない。

サッカーだって、バスケットボールだって、とにかく地元球団への肩入れが凄い。

そこには、「報道は中立でなければ」のような、放送倫理意識など皆無だ。

 

報道は厳正中立でなければならないのなら、こんなスポーツ中継はあり得ない。

しかし視聴者がそれを許し、また一緒になって楽しんでいるのは、偏に地元にはその球団のファンが圧倒的に多いからだ。

逆に言えば、そうすることで視聴率が稼ぐことができるし、スポンサーの地元企業の顔も立つしと、全員納得づくで偏向肩入れ放送をする。

こんなスポーツ放送では、茶坊主のような解説者が、地元チーム応援を盛り上げる。

この解説者にとっては、客観性とか、冷静な技術分析などは必要ない。

ひたすら、地元チーム有利のデータを紹介し、ファンの期待をつなぎ留めればよい。

 

この依怙贔屓スポーツ放送と、マスコミ挙っての偏向報道は、全く似ている。

要は、マスコミは中立報道など、全くヤル気がないのだ。

 

マスコミは、有名人を使って情報操作を画策するが、政治報道やニュースでこの役割を果たすのが、コメンテータとして起用される芸能人たちだ。

彼らはまるで、局お抱え解説者みたいなもので、、どんなに浅薄な知識でも、反政府的立場でモノを言えば、お座敷を用意して貰える存在だ。

どうもマスコミは、政治もスポーツも、同じ感覚で報道している。

 

しかし似ているようで、政治報道とスポーツ放送は決定的に違う部分がある。

それは、マスコミが攻撃する与党の方が、支持率は高いという点だ。

更に支持率の最近の傾向は、圧倒的に与党有利で、国政選挙でも与党の連戦連勝だ。

一方の野党の支持率は、全く長期的に低迷中で、野党第一党だった立憲民主党に至っては、結党直後の全盛時代に20%もあった支持率が、直近では5%前後と四分の一だ。

共産党まで含んだ野党全部でも、支持率10%にも到達できない。

 

視聴率稼ぎなら、多数派につく方が得策のはずだが、マスコミは必死になって低支持率の野党を応援している。

マスコミが、民主主義の原則に基づいた選挙で選ばれた多数派の与党を攻撃し、弱小グループの野党を応援しても、カネにならないはずだ。

この番組のコンセプトは、人気優先が原則のスポーツ番組からも外れている。

全くおかしい!

しかし日本のマスコミは、飽きることなく政権批判を繰り返す。

その心は、いったい何なのか?

 

それはマスコミが政治を語る時に、共産主義特有の「前衛」思想が働いているのではないだろうか。

「前衛」とは共産党機関紙の名前でもあったが、少数ながら目覚めたエリートが、無知な大衆の先駆けとなって、革命を達成する考えだ。

共産主義が、実は徹底的なエリート主義なのは、この思想がベースになっている。

マスコミも同様で、国民は無知蒙昧で何も分かっていないので、エリート前衛集団のマスコミが啓蒙し指導しなければならないと思い込んでいるに違いない。

 

馬鹿な国民は、何の深い考えもなく、漫然と与党を支持している。

だから、先に覚醒したマスコミが率先垂範して、そんな国民を教育し、救済しなければならないとでも考えているのだろう。

そんな歪んだ使命感が、マスコミをして、スポーツ番組放送の贔屓チームを応援するかのように、だらしない野党の支援の偏向報道を繰り返しているに違いない。

僕のような与党支持者には、誠に傍迷惑な話だが!