老体に鞭打って出向いたG7が終わり、忙しく帰国した菅義偉首相を待っていたのは、野党による内閣不信任案。
しかし伝家の宝刀と言われたこの法案は。いつの間にか鈍刀となっている。
何せ、いくら野党が力み返って「不信任だ!」と絶叫しても、政権には何の痛痒もなく脅威ともならない。
今回もまた予定通りに粛々と否決され、立憲民主党の枝野幸男と共産党の志位は「野党四党の結束が確認されて良かった」と負け惜しみ。
こんな茶番劇を見せつけられる国民は、真に不幸だ。
そんな内閣不信任案が国会を騒がせているのとちょうど同じタイミングで、当方は第一回目のワクチン接種に向かっていた。
市内では大病院の一つが公共施設を借りて、大々的にワクチン接種を請け負っている。
そんな努力のお陰で、ここに来て我が町でも、急ピッチでワクチン接種が進んだ。
この日の電話予約では「10分前までには必着」と厳しく伝えられていたので、用心して30分前に到着した。
すると受付で愛想の良いお兄さんが、予約時間の前なのにあれこれ手続きを済ませて、そのまま接種会場に行くように促された。
そこにかなりイカツイおじさん医師がいて、簡単な問診の上あれこれ注意事項を説明。
「今晩、少し痛くなるかもしれない」
「痛くなければ風呂もOK」
「今日だけは酒を控えること」
「三日後に発熱したり、注射跡が痛くなる人もいる」
終わってそのまま奥へ進むと、今度はおばさん医師が「ジャア、ここに座って」と、医師から90度角度に置かれた椅子を指さす。
注射前の定番質問「アルコールアレルギーは?」と聞かれ「ありません」と返事したら「では」と即チクリ。
少々緊張していたが、思いのほか痛くない。
見事な流れ作業で接種が終わると、次のステップで予約票に一回接種終了済みシールを貼られ、二回目の予診票を貰う。
そして定員約30人の前期高齢者集団の待合室の椅子に座って15分、これにて本日の第一回目ワクチン接種完了となった。
全く、案ずるより産むは易しで、大山鳴動してチクリ一回!
待たされることもなく、順調そのものだった。
しかも最後には病院側から前期高齢者の一人一人に、人間ドックごと介護老人ホームのパンフレットまで渡される用意の良さだ、
これだけの国民総参加の国家プロジェクトなのに、個人の費用担当はタダ。
ファイザーやモデルナから確保したワクチン代も半端ではないし、接種実行のために医師や看護師などを動員したのだから、人件費も莫大のはずだ。
しかもそれは日本だけでなく世界中が蒙った被害で、その全てが中国発ウィルスの所為なのだが、肝心の中国はそれを隠蔽し、且つ臆面もなく責任転嫁を図る。
中国の罪は世界史レベルとして語り継ぐであり、中国の脅威が今回のG7で共通認識となったのも当たり前だ。
その作業がなければ、中国、そして中国共産党は世界の災厄として居残り続ける。
武漢ウィルスに所為で、それをこの歳で確認するとは。
唯一の救いは、東京オリンピック開催をG7が全面支援するなど、世界中が結束して武漢ウィルスに立ち向かっていることだ。
第二回目は約三週間後。
この時の方が副作用発生は多いようだが、兎にも角にも一山超えた感がある。
今後は接種年齢が下がり、11月までには希望者全員が抗体保有者となる。
個人的に長かった武漢ウィウスとの戦いも、二年で終章だ。