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山尾志桜里が政界引退だって

ガソリーヌ、パコリーヌの異名を持ち「むき出しの好奇心には負けない」と、ひたすら恋路に走った山尾志桜里が政界引退を発表した。

表向きは「政治家一筋が標準モデルなのはおかしい」との理由だ。

しかしそんな言い訳を信じる人は、一人としていない。

 

真の理由は、次の選挙で当選する見込みがないからだ。

今までは、国民民主党比例東京ブロック順位単独一位で出馬決定と言われていた。

それなら当選するかもしれないが、しかしもしも山尾がそんな立場で立候補したら、国民民主党は壊滅的敗北を喫する。

党首の玉木雄一郎ことタマキン君も、そんな無茶はできない。

さりとて、どこかの選挙区からと言っても、地に落ちた信用と不名誉は到底リカバリーできるレベルではない。

山尾はどう転んでも、議員を続けることは困難なのだ。

 

やはり、倉持麟太郎クとの不倫が堪えた。

実は山尾ガソリーヌにとって、法律違反でもない不倫よりも、ガソリンプリペイドカードの不正使用による政治資金規正法違反の方が問題だ。

また選挙区内で有権者に花代や香典を配ったのも、公職選挙法違反だ。

いずれも政治家としては致命的なミスだが、山尾が内定していた民進党幹事長を棒に振ったのは、不倫事件の方だった。

しかも山尾は、2017年の選挙で愛知7区から出馬し当選した。

政治家は選挙に受かれば、全て禊が終わったことになる。

政治資金規正法違反も公職選挙法違反も、不問に付されているのだ。

 

その後の山尾は、不倫相手の倉持と海外視察に出かけ、個人の政策顧問に迎えるなど、公然と付き合い始めた。

その結果、山尾も倉持も離婚することになり、晴れて不倫関係を脱することになった。

ところが今年になって、倉持の元夫人が自死していることが判明した。

にも拘らず山尾は議員特権の定期券を利用して、倉持に会いに行く場面を激写された。

さすがにこれは、有権者を呆れさせた。

 

最近の山尾は、「自由な議論ができない」と立憲民主党を離党し、憲法改正議論の必要性を訴えるなど、何でも反対の野党の中で異彩を放ち始めていた。

密かに自民党入りを画策しているのではとも言われ、一部の自民党議員が山尾を手引きしているとも噂されていた。

しかしその全てが、倉持とのスキャンダル再燃と倉持の元妻の自死発覚で消し飛んだ。

山尾がどのように取り繕って立候補しても、当選の見込みが全くなくなったのだから、政治家としては存在価値がない。

山尾を政界引退に追い込んだのは、実に俗っぽい色恋沙汰だった。

 

今までに多くの女性政治家が、将来を嘱望されても消えていった。

田中真紀子豊田真由子などがそうだ。

小泉チルドレン小沢チルドレンなど、今でも政治家を続けているのは一握りだ。

未だ首の皮一枚は繋がっているものの、かなり危うい立場に陥っている政治家に、野田聖子福島瑞穂辻元清美稲田朋美、石垣のり子、森裕子などがいる。

いずれも一時期はマスコミに持て囃されながら、化けの皮が剥がれてしまった女性政治家の成れの果てだ。

山尾志桜里も、そんな中の一人でしかなかった。

 

そもそも山尾が注目されたのは、誰かの匿名ブログ「幼稚園落ちた、日本死ね」を国会で紹介したからだ。

この歳の流行語大賞トップ10にも選ばれ、表彰式に書いた本人でもない山尾が登壇したことも賛否が分かれた。

山尾を先頭にした野党とマスコミは、このセンセーショナルなフレーズを、当時の安倍政権追及の材料として利用した。

しかし政治家としては、誰の発信なのか、事実か否かも判然としないネタを持ち出して「日本死ね」と迫った山尾を評価するのがおかしい。

 

しかも山尾は、自分を売り出した「日本死ね」の」フレーズそのままに、不倫相手の元奥さんを死に追いやった。

少なくとも、その片棒を担いだ。

山尾に良心があれば「政治家を引退しても、自由と民主主義と法の支配をこの日本に、自分たちの力でしっかり根付かせる」などのこ綺麗ごとは不要だ。

今後とも公的な存在であり続ける気なら、自らが選んだ恋路が一人の命を奪ったことへの思いを吐露してからにしてほしい。