昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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JAL内紛

JALをよく使用している身からは、今回の内紛劇と社長交代ニュースは他人事ではない。

僕は、高所恐怖症且つ狭所恐怖症にもかかわらず、業務上やむを得ず飛行機を使う機会が多いので、あんなみっともない内輪喧嘩を見せ付けられると、それだけで足がすくんでしまう。

日本航空といえば、その昔は若人全員の憧れの会社で、堀ちえみの「スチュワーデス物語」は、確かJALのスチュワーデスになる為の苦労話だったような覚えがある。
しかし、今や数百億円の赤字決算が見込まれている問題会社と化している。
更に、社長交代要求が勃発し、すっかり内部統制が効いていないことが暴露された。

何でも、社内には組合が九つあったり、JASとの完全統合を直前にして、各々が猛烈な主導権争いをしているとか、とにかく最近はJALをめぐって良い話は全くない。
他の航空会社に変えればとのアドバイスもあるが、特に海外はJALしか飛んでいない地域も多く、そう簡単に解決できない。

今回の社長交代で、末席取締役に白羽の矢が立った事がニュースになっていた。
財務に強く、且つ今回の内紛に関して中立派だったのが理由らしいが、それならそれでJALの先行きは明るくない。
財務は重要課題ではあるが、内部がガタガタになっている時にもっとも必要な資質はリーダーシップである。
揉め事が発生した時の中立派、中間派なんて、日和見主義の典型であり、争っている双方が敢えて抱き込む必要がない人材のケースが多い。

今回の西松新社長の人品骨柄、技量は全く知らないが、就任の記者会見で見せたべらんめぇ調の話し方が、社内統一の良い方に働く事を願っている。
但し、新町現社長が会長に残り、社内は社長、外部は会長の任務分担はいかがなものか。
新町氏は、社内で管理職連中から退任要求を突きつけられた人なので、人心を一新したのなら、潔くサッサと身を引けばよい。

僕は、来週もJALに乗る。来月もその翌月もJALを使い続けなければならない。
「頼むからしっかり飛んでくれ!」が偽らざる想いだ。