昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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中国はどこまで成長できるのか?

今日三泊四日の中国出張から帰国した。
いつもは香港経由で中国入りするのだが、今回は嗜好を変え、名古屋から北京へ飛び、天津から上海廻り。
オープン後さほどに日が経っていない名古屋セントレア空港はさすがに綺麗だが、出発予定の水曜日は、前日の大雨のせいで機材が到着出来ず、なんと予定のJAL欠航。
中華航空便への振替えで、四時間遅れで何とか出国できたが、これが見事なボロ飛行機。
チャンと飛ぶのか不安だったが、何とか北京までたどり着いた。
機内食は、どれもこれも味付けが濃い。フルーツだけで後はいらないと言ったらスッチーに怪訝な顔をされた。
黄砂にかすむ北京から天津までは車で約二時間。
途中の道はよく整備されているが、例によって運転は無茶苦茶、至る所で交通事故が発生していた。
公安(中国の警察)がのんびりとポケットに手を突っ込んで事情聴取している横を、明らかに制限速度違反でぶっ飛ばしていく。

翌日は上海に移動。
数日前に上海市で知合いが、突然三人の中国人に「日本人か?」と誰何された後、飛びけりを食らわされたらしい。中国人の日本人への反発は根強く、本来は自分たちが優性民族のはずなのに、日本人の方が世界的に認められている事が不愉快らしい。
日本人何するものゾとの思いが複雑に発散されてしまうと、反日デモや路上での嫌がらせになってしまう。
上海行きローカル飛行機の乗客のマナーは最低。
中国人はとにかく大声で喋りまくる。
携帯電話を機内でも掛けまくり、乗務員もスッチーは注意もしない。
当方で教育的指導をと思ったが、どう見てもチンピラ風の為見て見ぬ振りを決め込む。
それにしても気分が悪かった。

日本だって、30年以上前は悪名高い農協ツァーがあり、世界中の顰蹙を買っていた。
あの頃の日本人は、マナー未成熟で傍若無人だったが、世界へ飛翔する前の元気さにあふれていた。
今の中国の東海岸沿いの諸都市は、まさに弾かんとする弓の状態なのだろう。
着ている物は貧しくとも、目つきは鋭く、声はでかい。
内陸部との所得格差は拡大の一途で、強烈な内部矛盾を抱え込んだまま、中国は行く所まで行ってしまうだろう。
地球は、18億とも言われるこの貪欲な中国人を養っていけるのか?
中国に来るたびに、資源を全て食い尽くされる、使い尽くされるような勢いと恐ろしさを感じてしまう。

中国の三十年後は、今の日本のような平和ボケした国家になっているだろうか?