昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

日頃の思いや鬱憤を吐露!無礼千万なコメントは削除。

北朝鮮とよど号犯人達の拉致問題

今でこそ、北朝鮮拉致問題は誰もが知る事実となったが、コイズミ首相が北朝鮮を訪問した時に金正日が犯行を認めるまでは、日本国内で「拉致はありえない」と主張していた勢力があった。
横田さん夫婦を始め拉致被害者の家族は孤独な戦いを続けてきたが、理解してくれる政治家は少数だった。
また、被害者の会が、コイズミが拉致問題解決より北朝鮮との国交回復を優先した事を批判すると、「身の程知らず」とか「自分勝手」等の大ブーイングを受けた。

現実を見ると、北朝鮮が犯行を認めた今でも結果としてたった五家族しか帰国できていない。
実際に日本人が何人が拉致されたのかも不明だ。
北朝鮮は、これで終わりと幕引きを狙っているが、日本人だけでなく、韓国、タイ、レバノン等からも拉致を繰り返している事も判明している。
何の為に国家犯罪を引き起こしたのか?北朝鮮は、今でも不気味な秘密国家であり続けている。

更に、北朝鮮の秘密機関だけでなく、よど号乗っ取り犯人たちも拉致に手を染めている事も明らかにになった。
彼らハイジャック犯人達は、僕と同世代であり、当初は世の中の矛盾を解決しようとの純粋な思いから学生運動、革命運動に参加したものと推測される。僕自身、彼らのうちの何人かを知っているが、学生運動に参加する前は、明るく正義心の強い評判の良い人物達だった。
彼らは北朝鮮に不法入国した後、当時の金日成の保護を受け思想が変節、金日成チルドレンとして生きていくことになり、許しがたい日本人拉致の犯行を繰り返してしまった。
しかし彼らは、この事実を告発した元同士の作家とは断絶宣言し、今に至るも自らの犯行を認めていない。

世界から孤立している北朝鮮は経済的にも完全に行き詰っており、生き延びるために世界に門戸を開放せざるを得ない。彼らは北朝鮮からお払い箱になり、いずれは日本の警察に逮捕されるはずだ。
普通ならとっくに時効のはずだが、海外逃亡の為これも成立しない。
三十年以上を異国で犯罪者として生き延びた後、故国日本で更に厳しい法の制裁を受けなければならない。
身から出た錆とは言え、中高年黄昏族の彼らの一生は犯罪の繰り返しになってしまった。

北朝鮮は何故諸外国から拉致を繰り返したのか?
よど号事件の犯人たちは、何故言い訳の出来ない犯行に手を染めたのか?
依然として深い闇が横たわっている、極めて不気味な問題だ。