モスバーガーを展開するモスフードサービスが、７月からポリエチレン袋を紙に変えると発表した。
石油の消費量を減らす為で、この結果３５２リットルの石油消費が削減できるとしてＮＨＫのニュースでも大々的に報道していた。
紙袋はポリエチレレンに比べ１０倍のコストとなるが商品の詰め方を工夫して使用枚数を半減させるとして、いかにもモスフードが環境を意識し、石油使用を減らしているかのごとき扱いとなっている。
しかしこれは、大衆を惑わす目くらましのような手段であり、いくら紙袋に変えても、紙を作る過程で石油を大量に消費している事に変わりはない。
また地球上で石油に匹敵する貴重な木材資源を大量に消費してしまう。
コストが１０倍になると、いくら使用量を半減しても絶対にコストアップになってしまう。
企業である以上、コストが上がってしまったら必ず製品価格に転嫁せざるを得ない。
本気でモスフードが環境や石油資源の問題を考えるのなら、どう考えても世の中で生きていくのに必要不可欠とは思えないモスバーガーの製造販売をやめることである。
そうすれば、間違いなく数百リットル単位ではなくその何十倍、何百倍の石油消費が削減できる。
