昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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孤独な天才、田中真紀子

久しぶりに田中真紀子節を聞いた。
小泉純一郎は四尺玉花火、音だけは大きい。安倍晋三は線香花火、すぐ消える。」
単純明快、分かりやすい比喩で舌鋒鋭く政敵を切る。
天才、田中真紀子の面目躍如である。

苦戦を予想された小泉純一郎が、番狂わせで自民党総裁になった時、田中真紀子は大車輪の大活躍だった。
論功行賞で外務大臣に就任した時が彼女の絶頂期。
しかし、彼女自身も外交オンチであることがバレてしまい、外務官僚に足を引っ張られであっという間に外相解任で失脚。
その後は自民党を離党、一転してアンチ小泉の論客となり、今や民主党の応援団のような存在となっている。

地元でも今や黄昏状態で、あれほど強かった選挙でも毎回苦戦している。
前回もやっとこさで当選の体たらく。
しかし、他人の悪口を言わせると天才的な表現能力を持っている。
先に紹介した、小泉と安倍への口撃はその典型で、こんなに分かりやすい台詞をはける政治家は他にいない。

しかし田中真紀子は所詮、一匹狼的存在でしかなく、現在仲の良い小沢一郎からも、彼が政敵小泉を打倒した後はお払い箱にされる運命だろう。
一時期、首相にしたい政治家ナンバーワンだったこともある田中真紀子は、残念ながら我儘放題のお嬢さんでしかなかった。