別にファンでもないが、中日セリーグ優勝おめでとう。
中日は地味な球団であり、更に相手が日ハムとなったので、日本シリーズは名古屋と北海道を除き盛り上がりに欠けるのではないだろうか。
それにしても、落合は何故優勝が決まった時に、人目もはばからず大粒のナミダを流したのだろうか？
彼は、シーズン中ほとんど感情を表に出さなかった。
薄ら笑いを浮かべ、ちょっと人を小馬鹿にしたような態度が大嫌いという人は多い。
そんな評判は承知の上で、勝ちにこだわりチットモ面白くない野球に徹してきた。
その為、熱烈な中日ファンを除き人気はサッパリ。
しかし、Ｖ９時代の巨人も同じ事を言われ続けた。
落合は、「負けたらもっと人気がなくなる」と開き直っていたらしいから、よく言えば勝負師である。
「阪神の追い上げが予想以上に厳しかった」とも言ったが、これはおそらく社交辞令で、実際はさほどの緊迫場面はなかった。
選手への感謝を表現していたが、これは本音だろう。
人気も華もない、勝つ為だけの野球に徹してくれた主役の選手達へは、素直に感謝しているものと思われる。
最もナミダが似合わない指揮官、落合はきっと世間やマスコミに対して｢ざまあ見ろ｣と言いたくて泣いたのだろう。
