昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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ナベツネが書く「私の履歴書」

ナベツネこと渡邊恒雄。
言わずと知れた、元読売新聞の敏腕記者にて、現在は読売新聞グループ本社代表取締役会長・主筆読売巨人軍代表取締役会長。

独特のベランメェ口調と毒舌で全く一般受けしないが、至る所で毀誉褒貶の激しい経済人である。
スポーツの世界でも、読売巨人軍を強くしたいあまりに、日本プロ野球のドラフト制度に反対し、フリーエージェント制度を強く押し進めた豪腕球団経営者で、アンチ巨人ファンからは蛇蝎のごとく嫌われている。
相撲では、横綱審議委員長にもなったが、総見中に居眠りしたり、長期休場の貴乃花に出場勧告したのは、可愛がっていた宮沢りえをフッた事への意趣返しで、公私混同とも言われた。
サッカーでは、川崎ヴェルディに自社宣伝の為読売の冠をつける様に要求したが、絶対に許さなかった川渕チェアマンを共産主義者呼ばわりしたり、とにかく自分の思い通りにならないと常に大声で恫喝する姿勢が報道され、傲慢至極の人物と思われている。

また、ナベツネなる人物、学生時代は天皇制に反発し、日本共産党員だった事もあるが、転向後は元中曽根康弘のアドバイサーであり、読売新聞で憲法改定を主張するなど、保守政治を後ろで操る政界のフィクサーとしても有名である。

そのナベツネが、何を思ったのか、12月からライバル紙日経新聞の「私の履歴書」の連載を始めた。

今日までの所、バンカラ高校生だった逸話など、至って無難の話題だけだ。
しかし今後は、本人は自分の波乱万丈の人生をどの様に語っていくのかが楽しみである。

ナベツネは、実は誠実に人生を生きてきたが、あまりに生一本だったので誤解されていたのだろうか?
はたまた、実は胡散臭かった自らの人生を、言い訳と弁明に終始して語るのだろうか?

ナベツネ自身の人物像を知る為にも、彼が関わった諸々の出来事の背景を知る為にも、この一ヶ月間の、日経新聞私の履歴書ナベツネ版」に注目している。