税制調査会会長本間正明氏がスキャンダルで集中砲火を浴びている。
大変賃貸料が安い豪華公務員社宅に、入居資格のない愛人を囲っている事が世間の大反発となっている。
確かに、高給取りが極めてセコイ行為をしているようで見ていてカッコ良いものではない。
本来、かばってくれるはずの与党自民党からもすっかり見放されてしまい、全く孤立無援なのに、安倍ちゃんだけが支持してしまい、更に事態が紛糾してしまっている。
ただ男としてみれば、大いに同情の余地がある。
既に正妻とは、愛情が冷め切り、離婚交渉の真っ只中にあるらしい。
逆に愛人と言われる人は、きっと肌理細やかな愛情を本間氏に注いでいるだろうから、当然のようにそちらの方にのめりこんでしまう。
本来なら、本間氏は東京に単身赴任のはずだが、現時点で最愛の女性と一緒に過ごしたいとの思いは、僕から見れば全く理解できる。
男の女の間柄だから、世間一般の倫理観は必ずしも当てはまらないだろう。
しかし、本間氏の任務から見れば極めてマズイ。
彼が一般の有名人であれば、決してこれほど一方的に非難されることもなかっただろう。
しかし、今や安倍政権の中で税制調査会という重要業務を任された公人なのだ。
これが進めるであろう税制改革は国民にとってプラスになるだけではなく、彼を抜擢してくれた安倍政権での人気回復の切り札のはずだった。
今回の事件は、男どもには余り強い反発はないのかもしれないが、世の中の半分を占める女性ｶらは絶対に支持されない。
女性からは、離婚もしていないのに、愛人を囲うなんてとんでもない、絶対に許すことが出来ない暴挙にしか見えない。
男の純情なんて理解される事はありえない。
もはや安倍政権の足を引っ張る存在でしかないのだが、肝心の本人と任命責任者の安倍ちゃんの危機感が見えない。
こんな事態を引き起こしても、「職責を果たす事が責任の取り方」と考えている本間氏も安倍ちゃんも、日本を代表するリーダーとして失格だと断定せざるを得ない。
