昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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英会話レッスンを続けています

リタイアして一年半が過ぎた。
それまでは仕事に拘束された毎日だったが、リタイアを機に「毎日がお休み」状態で、暇になった。
ボケ防止のために自分に課したノルマが、毎日のウォーキングと、英会話の勉強だった。
 
英語に関しては、10年前までは全くお呼びではなかった。
仕事がドメスティック専用だったので、必要性を感じることもなかった。
しかし将に「ある日突然」、外国人を相手の仕事を担当することになり、付け焼刃でも何でもいいから、英語でのコミュニケーションが必要になった。
しかしそれまで全く喋ったこともないのだから、当然ながら苦労する。
海外に出かけても、出来るだけ外国人には近づかない。
基本的には英語が話されている場面から逃げ回っていたが、会議の場合はどうにも逃げられない。
やむなく、如何にも分かっているような顔で座っているが、実はほとんど聞き取れない。
そんなことを繰り返すことになった。
 
さすがに、「これではマズい」と一念発起、英会話の勉強を始めたが、歳も歳なので「今更?」と思われると、世間的には恥ずかしい。
そこで誰にもバレないように、NHKラジオ講座を聞くことにした。
最初は三講座だったが、最近では六講座に増えた。
これなら、テキスト代が二千円もかからない。
このお陰で、仕事の現役の時は何とか、「うまく話すことはできないが、聞き取りには不自由しない」レベルまでには到達した。
 
英会話は、仕事だけでなく、夫婦で海外旅行する時にも必須能力だ。
特に我々夫婦はツアー旅行を嫌い、添乗員なしでの夫婦二人旅なので、何かトラブルが発生した時には、全て自己責任で解決しなければいけない。
しかも海外旅行中には、度々、思いもかけないような事件が勃発する。
その度に、未熟で不慣れな英語を使っているうちに、いつの間にか英会話度胸がついたようだ。
今や、ホテルのチェックイン、チェックアウト、レストランの注文、現地でのチケット購入、道に迷った時も、とにかく何とか夫婦で協力して切り抜けることができるようになった。
その結果最近では、少なくとも外国人と会話することを、嫌がらなくなっている。
おそらくは、これが自分なりの「英会話能力の上達」なのだろうと思う。
 
そんな苦労をしてきた英会話なので、不必要になったから止めるのは勿体ない。
ウォーキングの時間を利用して、英会話を勉強するのは、一石二鳥の妙案だ。
歩きながら、前日録音しておいた講座をヘッドフォンで聞く。
ほとんど人が通らない道を選んで歩いているので、英語でブツブツ喋っていても、誰も不思議に思わない。
後は英会話の実践の場があれば万全だが、おいそれと外国人と知り合うチャンスは転がっていない。
しかし、次回の海外旅行で困らないように、「遅々として進んだ」英会話能力が錆びつかさないように、毎日の努力の積み重ねが大事だ。
 
そんなことを目標にしていると、毎日のウォーキングと英会話の勉強が、全く苦にならない。