東国原宮崎県知事の評判が極めて良かった。
芸能界を引退してまで地方自治を勉強していた真面目さと、芸能界で鍛えた当意即妙な受け答えで、今や宮崎県の救世主扱いである。
今年早々には、単なる泡沫候補だったことを考えれば、今太閤の豊臣秀吉並みの出世だと思う。
まさに、人間なんて何がどうなるのか分からない、大ブレークだった。
ところが、「出る杭は打たれる」典型で、ついにスキャンダルが飛び出してきた。
しかも、東国原で最も懸念されていた下半身スキャンダルである。
元々、東国原には、未成年といわゆる淫行事件を引き起こした忌まわしい過去がある。
無論、既に罪に服したわけなので、そのことをとやかく言われることは迷惑だろう。
本人も、選挙期間中に「私は過去に罪を犯しました」と説明していた。
宮崎県民は、そのことを充分に知った上で、彼を知事に選んだのだが……..
問題は、この手の性犯罪は再発率が高いのである。
いわば、個人の性癖の世界であり、理性で押さえることが難しいと言われている。
今や東国原も、立派な天下の公人なのだから心配ないとの楽観論もあるが、下半身に人格無しとも言われる。
今回のスキャンダル、単なる笑い話ですめばいいのだが。
