中には李明博大統領みたいに、細目が吊りあがりで頬骨が高い典型的な韓国人顔を見る事もあるが、基本的には日本人と韓国人を見分けるのは難しい。
違いと言っても、遥か昔は元々同じ民族だったが、半島と島国に分かれた住んだ事でほんの一寸変化した程度の差だろう。
最近の韓流スターなんぞ、男女を問わず美男・美女ばっかりで、むしろ日本側の芸能人の方が劣勢に見える。（尤も整形手術の所為だとの説もあるが）
しかし、太平洋戦争の前後に日本と韓国には不幸な過去があり、残念ながら日本から韓国への差別意識が残っている。
その為韓国人・朝鮮人は、一切身元保証が不要で、能力さえあれば成功確率が高い芸能界とスポーツ界に活躍の場を求める事が多くなる。
しかし彼らが華やかに成功すると、必ずタイトルの様な陰口が叩かれる事になる。
曰く、「歌手の○○は韓国人」「野球界の××は朝鮮人」
背景には成功した異国人への妬みがあるとは思うが、不思議な事に韓国人以外にはほとんど聞かれない。
そして、いわゆる裏社会情報に近いヒソヒソ話として語り継がれる。
実際にハングリー精神が強いのか、芸能界でもスポーツ界でも多くの韓国人・朝鮮人が大活躍している。
聞いてみると大変な数で、「あの人もそうなのか」と改めて驚く事が多い。
その昔、先代双子山はハングリー精神を「ハングル精神」と言い間違えたが、韓国人の場合こっちの方が言い得て妙なりのような気がする。
僕は仕事の上で、複数の韓国人経営者と付き合う機会があった。
いずれも混沌とした戦後に徒手空拳で事業を始め、己の才覚だけで今や日本でも有数な企業に育て上げた人達だった。
差別するなどとんでもない事で、尊敬に値し大いに勉強になる経営者だった。
彼らは内心はともかく、表面的には自分にチャンスを与えた日本を決して悪くは言わなかった。
だから僕は、韓国側が瑣末な事を差別と騒ぎ立てたり、あるいは日本側が韓国人の成功を素直に称賛できない状況を悲しく思う。
この両国のいがみ合いからは、何一つ前向きの成果は出てこない。
とは言うものの、お互いに反日、反韓国は国民の総意になりやすい。
一番近い外国に、こんな不幸な感情が存在している事は、大いなるマイナスなのだが。
せめて成功した芸能人、スポーツ選手が、自分達の出自を誇りにコメント出来るようになればと期待している。
