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中高年、無意識にピック病で万引き

先週、突如、朝日新聞一面に聞き慣れない「ピック病」なる認知症が紹介された。

症状の一つに万引きがあり、一気に社会的地位を失うケースが相次いでいるらしい。
脳が前頭部萎縮する為の症状であり、感情抑制が出来なくなってしまい、且つ最悪なのは本人に全く万引きしたとの自覚がないとの事。

朝日新聞のチェックリストによると
 ・状況に合わない行動(周囲の人に無遠慮、身勝手な行動)
 ・意欲減退(引きこもりや何もしない。本人の葛藤もない)
 ・無関心(周囲の状況、服装に無関心)
 ・逸脱行為(軽犯罪を犯し、説明や反省が出来ない)
 ・時刻表的行動、繰り返し行動(散歩、食事、入浴等毎日決まった時間に行う)
 ・食べ物へのこだわり(毎日同じもの、特に甘いものしか食べない)
 ・言葉の繰り返し(同じ言葉の繰り返し、他人の言葉のオウム返し)
 ・好みの変化(突然甘いものを好きになる、酒タバコを毎日大量にとる)
 ・発語、意味の障害(無口、語彙が少なくなる。品物の名前や使い方が分からなくなる)
 ・短期記憶の維持(最近の出来事の短期間記憶は保たれる)
の10項目中3個以上当てはまるとピック病の疑いがあるとの事。
(4、5、7,9番目は一項目でも可能性あり)。

僕なんか、明らかに3項目以上当てはまるが、おそらくほとんどの人も同じだろう。
幸いにして、万引きの症状は出ていないと思うが、これも自覚のない時の振る舞いらしいので、ひょっとして自分の知らない時に…….等と考えると冷静ではいられない。

まぁ、万引きをしても脳の病気だったとしたら、罪には問われないだろうが、しかし、世間からは後ろ指をさされてしまう。
厚生労働省の若年認知症研究班も、ピック症の実態調査に乗り出したらしいが、「貴方はピック症です」と言われたら、どうすればいいのだろう。
アルツハイマーの恐怖に加え、中高年にはまたしても厄介な症状が出て来た。