誰もがあまり不思議に思っていないようだが、皇室に対しての呼び方で、天皇陛下、皇后様、皇太子様までは理解できるが、「雅子様」、「紀子様」「愛子様」とは言い過ぎだろう。
先の二人とも至って普通の民間人だっただけに、そのような言い方になかなか馴染めないのではと心配してしまう。
最近は、バーやキャバレーでも、客を様付けで読んだりしない。
普通の生活で、他人から様付けで呼ばれたら、絶対に警戒してしまう。
彼女達は、皇室にさえ入らなければ、他人から絶対に様とは呼ばれなかったはずであり、慇懃に呼びかけられれば、恐らくむずがゆい思いがしているだろう。
また「愛子様」は、小学校にも行っていない。
年端も行かない幼子に対して適切な言葉とも思えない。
通常は、「愛子チャン」だと思うが、皇室への敬意なのか、全てのマスコミが「愛子様」と呼んでいる。
あんなに小さい時から一挙手一投足を監視され、「やれ喋らない」とか、｢笑わない｣とか、果ては「自閉症に違いない」とか勝手に詮索されれば、誰でも嫌になってしまうだろう。
もっと遠くから見守るような関心の持ち方は出来ないのだろうか。
皇室側が、「開かれた皇室」を標榜するのなら、民間側も、「雅子さん」、「紀子さん」、「愛子チャン」と、呼び方を普通に変えるほうが良いと思う。
