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幸せな「お笑い芸人」陣内智則では笑えない

天下の美女藤原紀香と、「お笑い芸人」陣内智則の結婚式が実況中継され、関西地方で50%近い視聴率になった事が評判になっている。

僕は、実況中継など見ていないが、日曜日のテレビでダイジェストを放送していたので、大方の内容は把握できた。
招待客が600名以上の豪華絢爛さだったらしい。
やはり、初めての共同作業=ウェディングケーキ入刀とか、お色直しとか、友人の暴露挨拶とか、新婦による両親への感謝の挨拶とか、結婚式の定番が並んでいたようだが、一番評判が良かったのは、新郎陣内による、新婦への弾き語りのプレゼントで、この時が最高視聴率との事。

幸せいっぱいの新郎新婦を見るにつけ、おめでたい事だし、仲の良い家庭になる事を祈っているが、しかし、「お笑い芸人」陣内智則の将来は真っ暗になった。

お笑い芸人は、私生活が幸せになった途端、お笑いの対象とはならない。
誰からも笑ってもらえなくなってしまう。
不幸せな芸人が自分を卑下し、叶わぬ夢を語ると、我々大衆は笑いの対象として認める。
また、笑いはすぐにマンネリとなる事から、笑いを取り続ける事は至難の業であり、常に「どうすれば笑いがとれるか」を考えている芸人は気難しい人がほとんどだ。
よって、多くのお笑い芸人の家庭はうまくいっていない。
夫婦漫才も、ほとんどが舞台で見せる顔は違い、台本を書くのは馬鹿を演じる夫で、妻は夫の演出のまま演じているパターンが多い。
また、本当に仲の良い夫婦など誰も見たがらないので、漫才では、出来の悪い夫を妻が徹底的にこき下ろすパターンとなる。
舞台でそんな芝居をやり続ける為に、いつも一緒にいると、ストレス発散が難しいらしい。

要は、幸せは妬みの対象とはなっても、笑ってはもらえないのだ。
陣内は、男として誰からも羨ましがられる美女を娶る事が出来た。
それは、素晴らしい快挙なのだが、「お笑い芸人としての死」を意味する。
しばらくは、格差の自虐ネタで笑いがとれるだろうが、すぐに飽きられてしまう。
その後は、離婚ネタまでは誰からも笑ってもらえなくなる。

よって、今後の陣内はお笑いを捨て、個性派俳優として生きるしかないと思われる。
もっとも、陣内にとっては、その程度の犠牲は覚悟の上で、藤原紀香にアタックし、結婚にまでこぎつけたのだろう。
幸せな陣内、結婚おめでとう。
今後は、個性派陣内智則の活躍を期待していますヨ。