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鹿児島テレビ放送が当選確実を誤報

参院選鹿児島選挙区で、フジテレビ系列のKTS鹿児島テレビ放送(本社・鹿児島市)が、「当選確実」の誤報を出した。

鹿児島選挙区は、自民、民主ともに譲らず、最後まで大激戦だったが、鹿児島テレビ放送は、午後11時43分に「民主新人、皆吉稲生氏(57)が当選確実」と放送してしまった。
しかし、最終的には、自民前職、加治屋義人氏(69)の再選が決まった為、訂正と謝罪をしたとの事。

そもそも、放送局が「当選確実」と報道するのは、何を根拠としているのだろうか?
出口調査の結果」と、もっともらしい理由を並べているが、各放送局が、一体何人を対象に調査しているのかも明確ではない。
また、投票場で、各テレビ局が熱心に出口調査をしている場面に遭遇したこともない。
それでも、開票が始まった途端、開票率1%で「だれそれ当選確実」とテロップを流されると、唖然すると同時に「もしも間違ったらどうするのだろうか?」と心配してしまう。
そして、今回は鹿児島テレビがヘマを仕出かした様だ。

候補者の方は、たまった物ではない。
一旦「当選」と喜ばされて、後で「落選でした」では、天国から地獄以上の落差を感じるだろうし、「そんな謝罪程度で済むか!!」と怒鳴りつけても気が治まらないだろう。
他人事ながら、精神的慰謝料を要求すればいいのにと思ってしまう。

放送局にとっては、自分の調査データが如何に正確かを競っているのかもしれないが、そんなに急いで当落を発表する必要があるのだろうか?
但し、今回の当落予想は、多くのテレビ局でそんなに大きく結果と違ってはいなかった。
ただ、当選確実が出るタイミングが各局で微妙に違っているので、候補者が万歳三唱を決定するのに、どの放送局を信頼しているのかも興味がある。
何となく権威主義で、NHK辺りが一番信頼されているのだろうか。

しかし、各局の予想が正確であればあるほど、誰に投票したかなんて、本来は絶対に分からない筈なのに、何故そんなことが分かるのか不思議で仕方がない。
実は、情報化社会とは、われわれの一挙手一投足が全て、どこかで誰かに管理されているのではと疑ってしまいたくなる選挙速報でした。