昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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朝青龍を応援する人、この指とまれ!

朝青龍のモンゴル治療がまだ揉めているようだ。
横綱審議委員会海老沢勝二委員長は、「専門医の意見を重く見て、モンゴル静養が良い」と述べ、帰国を容認したようだが、北の湖理事長は帰国を渋っているようだ。
医者が、モンゴルでの治療が最適と診断したのだから、さっさと帰国させればと思うが、わからないのが高砂親方で、彼は朝青龍のモンゴル帰国に反対しているらしい。
僕は、この問題発生以来、相撲協会の対応には批判的で、一貫して朝青龍に好意的な意見を述べてきた。

元々、朝青龍の素行の悪さは有名で、わがまま放題は今に始まったわけではない。
そしてそれを放任してきたのが、日本相撲協会高砂親方なのだ。
朝青龍にとっては、今までと全く同じ調子で、仮病を使い、巡業をサボリ、故郷へ帰ってリラックスしていたら、今回に限って日本相撲協会から長期謹慎処分を受けたので面喰っているだろう。
それまでは一人横綱だったので、何をやっても見て見ぬふりだったのに、白鵬横綱に昇進して以来、「もう後釜が出来たからお前なんかいらない」と、まさに手のひらを返したように厳しく処分されたら、やはりやきもちを焼くだろうし、「今まで一人で相撲界を支えてきたのに」と愚痴も言いたくなるだろう。
一説には、元大関の親方は、横綱になった弟子をコントロールできないとも言われるが、親方が毅然としていればそんな事は絶対にあり得ない。
現に、白鵬を指導している元竹葉山は、大関どころか最高位は前頭13枚目のはずだが、白鵬が鉄拳制裁をふるわれても反抗的態度をとっているなどとは聞こえてこない。

朝青龍は、たびたび親方に無断でモンゴルに帰国してきたが、それを叱る事もなく甘やかしてきたのに、今回に限って、頑ななまでに帰国反対を主張するのは、一体どういうわけだろう。
朝青龍がアタマにきて、帰国後そのままモンゴルで引退されると、高砂部屋にとって最大の米櫃がいなくなる事を恐れているのだろうか。
あるいは、今までの自分の努力が全く評価される事なく、途中からは指導力のなさを非難された事への感情的な反感なのだろうか。
はたまた、自分に口をきかず、心を開かない朝青龍に意地悪をしているのだろうか。

あれだけ強かった、あれだけ憎たらしく見えた横綱朝青龍が、実は繊細で壊れやすい青年だった事には驚いたが、北の湖高砂親方は相変わらずのグズグズ状態で、どうも自分たちのメンツ優先の様な気がする。
いずれにしても、朝青龍の記者会見も、入院も、なにも実現できなかったわりには、ちゃんと夏休みだけは取得していた北の湖理事長と高砂親方の無責任さが目立った、朝青龍サッカー事件だった。