昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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北海道で考えた事

昨日から一泊二日の仕事で北海道に来た。
今年は例年よりも暑いらしいが、それでもさすがに北海道、25℃程度の温度で、背広を着て仕事が出来る。

例のミートホープの偽牛肉事件や、最近の「白い恋人」問題から、北海道の景気は決してよくない。
プロ野球パリーグ日本ハムと、サッカーJ2のコンサドーレ札幌が、それぞれに首位を走っていることが、辛くも明るい話題のようだ。

友人と、「それにしても、日本ハムマーケティングは素晴らしい。」との話題で盛り上がった。
日本ハムは、それまでの東京ドームの興行権を放棄し、それまで縁のなかった北海道を本拠地とすることを決めた。
東京では全く目立たなかったので、「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」と、半ばやけっぱちだったのかもしれないが、それでも北海道へ移ることには様々の抵抗もあったはずだ。

それまでの北海道は、巨人ファンしかいなかったらしい。
ところが、日本ハムが北海道に居を構えて以降、定員4万人の札幌ドームは連日大入り満員の大盛況を続けているとの事。
少年少女も熱烈に日本ハムを応援し、今や俺がチームとして北海道に完全に定着したらしい。
一方、それまでは年に一回北海道で興行していた巨人は、つい先日ヤクルト戦を開催したが、観客は半分程度と、日本ハムに比べ全く凋落気味。

友人は、ここまで日本ハムが北海道で人気を博した最大の功労者として、例の新庄選手を上げていた。
新庄は、世間一般ではオッチョコチョイの代名詞のようだったが、一貫してファンを大事にする姿勢を続け、昨年は日本ハムをとうとう日本一にまで導き上げ、北海道では大変な人気者となった。

何も東京だけにビジネスチャンスが転がっているわけではない。
考え方とやり方で、地方都市にも大きな成功を収めることが出来る。
北海道でそんなことを考えた。