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フリーセックスの国??スウェーデン

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僕の世代、スウェーデンと聞いただけで思わずニヤリとしてしまうご同輩!

若かりし頃、「スウェーデンはフリーセックスの国」なる神話と幻想があったからだ。
誰が言い始めたのかはわからない、多分何かの映画の影響だと思うが、「スウェーデンではいつでも誰でもセックスができる」と噂が広まり、当時の若者の多くがスウェーデンに憧れを持っていた(と思う)。
実際のスウェーデンは、社会保障制度の充実で子育てが楽であり、その為他国に比べると未婚の母親が圧倒的に多いだけである事が分かったのは随分と時間がたった後。
つまり、タダで誰とでもセックスが出来る国ではなかったのだが、一旦刷り込まれたスウェーデンの印象はそう簡単に変わるものではない。
だから冒頭のように「スウェーデン」と聞くと、パブロフの犬のごとく思わずニヤリとしてしまう。

今、そのスウェーデンにいる。
人口9百万人、東京より少ない。
無論初めての訪問だ。
しかも、よりによって一番寒い二月に来てしまった。
午前9時自宅を出発、スウェーデンの首都ストックホルムに到着したのは現地時間の午後11時、経由地フランクフルト発の飛行機が約二時間遅れで実に22時間の長旅だった。
ホテルまで4kmの距離だがタクシー料金は30ユーロ、円換算で凡そ5千円とバカ高い。
そして着いたホテルのシャビーさたるや、今までいろいろ泊まった中では最悪。
まず殺風景な部屋には、ベッドとテレビ、電話、ドライヤー以外の装備品ゼロ。
歯ブラシ、髭剃り、シャンプー、リンス、石鹸、スリッパ、部屋着、冷蔵庫、とにかく何もない。インターネットもつながらない、バスタブもなくシャワーだけ。
典型的日本人の小生は、世界中どこへ行ってもバスタブに浸かって「あぁゴクラク!」とやらないと疲れが取れないのだが、そんな贅沢が言える雰囲気ではない。
これが首都空港の近くの、それなりのホテルだから呆れてしまう。
日本人が来るのは珍しいのだろう、テレビでNHK国際放送もやっていない。

朝食込み料金なので、「何時から?」と(もちろん英語で)聞くと「4時から」と答えた。
翌朝、時差の関係で早起きしてしまい、冷やかしに食堂へ行くとなんと20人以上が大量の朝食をとっている。
「こんなに早くから鯨飲馬食のような食事している」と驚き呆れてしまった。
フロントのパソコンでヤフージャパンを開いたが、日本語変換ができないようで、文字化けなのか全部四角い箱だけの表示になっている。
一応は自分のブログ画面に到達したが、何がなんだか分からない。

スウェーデン人は、男は2m超、女は1.8mクラスで髭を生やしたようなバカデカイのゴロゴロ。
噂だったポルノ王国、フリーセックスの雰囲気も皆無、健全そのもの。
零下25度の寒さと脅されていたが、今年は今までになく暖冬とやらで、わざわざ普段は全く着用しない股引までもってきたのに全くの拍子抜け。
ただ、外はいつも薄暗く、憂鬱になるような小雨が降っている。
仕事でもなかったら、二度と来たいとは思わない。
若い頃憧れていたスウェーデンはそんな国だった。

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