昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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ドイツにて

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スウェーデンからドイツに移動した。
丁度ベルリン映画祭を開催中。ローリングストーンズがゲストとして登場、60歳を優に超したイイ年にも拘わらず派手な格好で歌っていた。
きっと、「この年でこんな歌を歌えるのはあなた達だけ」とか煽てられて、いつまでもソノ気になっているのだろう。
ホテルはどこもここも満室で、やむなくやっとブッキングできた場末のオンボロホテルに宿泊する事になった。
スウェーデンほどではないが、やはりバスタブがなくシャワーだけで、お世辞にも快適とは言い難い。
聞けば、ドイツ人はバスタブにユッタリと浸る習慣はないらしい。

ただこのホテルのすぐそばに、今や残り少なくなった「ベルリンの壁」の残骸があった。
街を案内してくれたドイツ人が「どこに行きたいか?」と聞いた時、真っ先に挙げた所だ。
壁一面に落書きが施され、昔の凄惨なイメージは皆無だが、わずか二十年前まではここから西の世界へ脱出しようとした人達の多くが殺されたり傷ついたり、ドイツが第二次大戦の後遺症に苦しんだ象徴のような遺物だ。

時差ボケの影響か、どうしても早朝に目が覚める。
4時に起き出しテレビをつけたらニョショウが裸で踊っている。
間違って有料テレビチャンネルを操作したかと慌てたが、ドイツではケーブルの四チャンネルが朝からかなりきわどいストリップ番組を放送していた。
朝6時になると、これら教育上問題アリの番組は一斉に姿を消してしまう。
クレヨンしんちゃん」も深夜に放送していたが、ドイツ語の為「シンチャン」以外のセリフは全く意味不明。
案内のドイツ人に聞いたら「普通のドイツ人は寝ているので、そんな番組は見ない」らしい。

翌日の午後、ベルリンで有名な日本料理店の「大都会」で焼うどんを食べた。
日本人の客は当方だけ、家族連れのドイツ人達が盛んに記念写真を撮っていた。
当方も影響され、店内をパチリと一枚激写!
その後、荷物を店に預け、束の間ベルリンの通りを散歩した。
有名ブランドショップが立ち並ぶメインストリートだが、日本の銀座のような華やかさはない。
一時間以上経過、「大都会」店に戻ると隣にいた夫婦はまだお喋りしながら食事を続けていた。
ドイツ人によると、日本人に胃癌が多いのは、/べるのが早過ぎる熱い物を食べるB燭の食べ物が塩辛い為、胃に負担がかかるかららしい。
成程、ドイツ人はゆっくりと時間をかけて食事するものだ。

この後、フランクフルト経由で帰国の途についた。

写真1)日本料理店「大都会」の店内。店員と当方以外は全部ドイツ人
写真2)教会内のキリスト像で顔をアップで撮った。「キリストってこんな顔だったんだなぁ?!」