昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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ハンブルグの飾り窓

ハンバーガーの故郷、ハンブルグ
ドイツには何度も来ていたが、この町は初めての訪問。
デュッセルドルフを朝9時34分発の列車で、午後1時18分には到着の予定が、ドンドン遅れ2時頃になってしまった。
ヨーロッパ一の生真面目ドイツでもこの体たらく、改めてJRの正確さを痛感する。

何やらかにやらで、ハンブルグと名のつく駅が三つある。
降りる所を間違えると大変だが、浦和に東西南北の駅があるのと同じ感覚かもしれない。
「こんな所に日本人はいるのか?」と聞くと、「ここはドイツ最大の国際貿易港、日本人はここからドイツ開発を目指した。
パナソニックの現地本社があるので、日本人も多い」との事。

到着後、駅前でそそくさと昼飯。
名物ハンバーグを探したが見当たらない。
やむを得ずサンドウィッチ屋で焼きそばを注文。
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意外にも日本と同じ味付けで、しかも美味い。
但し、こんなものでも4.6ユーロ、日本円で600円は高いだろう!
駅のトイレは0.5ユーロの有料、おつりの小銭が0.4ユーロしかないのでホテルまで我慢。

ホテルにチェックイン後、顧客訪問。
チャチャッと片付け、お楽しみのディナーは魚料理。
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レストランは満席の大盛況で、地ビールを飲みワインを傾けながらのおおよそ三時間の宴会で腹いっぱいになった。
これは大満足。

若手が「さてそれではお色気の方を」と言い出し、あの有名な飾り窓を散策しようと相成った。
何せ、観光案内書にも書かれる合法的売春街だが、案内人も場所が分からない。
明かりもろくにないような暗い道路を、五人が集団となって探し回る。
案内人が心配気に、「財布に気をつけて!」と繰り返すものだから、当方も緊張してしまう。
20分ほど歩き回った結果、やっと目的の場所に到着。
入り口にバリゲードのような門があり、「18歳以下と女性は入場禁止」と書いてある。
いざやいざ!と入門した。
そこには、結構広く総ガラス張りの部屋に、馬鹿デカイ女性が下着姿で座っている。
こちらが通りかかると、窓を叩きながら小さく開け、ドイツ語で誘いかける(ドイツ語は分からないが、そんな感じ!)
飾り窓とは小さな物で、日本の女郎のような女性がそこから客を誘うのをイメージしていたが、まるで開放的な雰囲気だった。
この通りはわずか50メートルほどで終わり、向こう側にも同じバリケード門がある。
女性は全部で20人ほどで、商談中なのか、四分の一程度の部屋で女性の姿が見えない。
しかし、平日の午後10時では客もほとんどいないとの事。

外へ出ると、今度は一見してそれと分かる客引きの女性が声をかけてくる。
売春は悲しい職業との先入観がある当方には、辺り一帯にポルノショップやストリップ劇場が立ち並び、女性が公然と堂々とスポーツ感覚のように己の肉体を商売道具にしている隠微な雰囲気にはどうにも馴染めない。
毅然としてお誘いを拒否、ホテルに戻った。
(「ヂャ~なぜ行った?」とツッコまれると、「イヤァ単なるトシヨリの好奇心!」なので面目ない。)