昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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「後期高齢者医療制度」と老後の健康不安

75歳以上を対象に始まった「後期高齢者医療制度」の評判が悪い。
慌てた政府は呼称を「長寿医療制度」と変えたが、所詮は「頭隠して尻隠さず」。
要は、最も医療費がかかる年代の自己負担を増やす事が目的なので、いわゆる年寄りから反発が大きいのは当たり前だろう。

先だって、昔の仕事仲間と会食するチャンスがあった。
いずれも老人一歩手前の連中だが、わずか数か月前までは元気バリバリで仕事をしていた。
しかし一人は、別々の仕事に別れたわずか一カ月後に胃癌に侵されている事が判明、ただちに手術をしたそうだ。
「経過は良好」と明るい声で話していたが、半年後に再発、直ちに入院、再手術となり現在も病院で治療中だ。
もう一人は、去年の夏場に奥さんが乳癌となり、これまた直ちに入院、手術となり、放射線治療中との事。
頭髪が抜け落ちるので、「かつらを購入しに行った」と苦笑いを浮かべながら話していた。
いずれも、淡々と話すので深刻を感じさせないが、癌治療で再手術や放射線治療は決して良い事ではない。

僕自身は、10年ほど前に誠にいい加減な診断で「癌の心配があります」と警告された。
その後二度にわたる筆舌に尽くせないほど屈辱的な注腸検査と内視鏡検査を受けたが、「問題の場所は全く大丈夫でした。良かったですね」でチョン。
医者からは「来年も同じ検査をした方が良いですよ」と、商売っ気丸出しで勧められたが、即座に「冗談ヂャナイ!!」と拒絶、その後は一切の癌検査をしていない。
もしも癌に侵されたら、「それは運命だ」と受け入れる積りだ。
最近は、四十肩なのか五十肩なのか分からないが、手を挙げると激痛が走る。
幸い最大の趣味であるゴルフのスウィングには一切関係ないので放ったらかしにしているが、日常生活では不自由極まりない。

年をとってくると体のあちこちが痛んでくる。
しかも、若い時に比べると、圧倒的に治りが遅い。
よって、どうしても病院通いが増えてしまう。
病院での老人同士のブラックジョーク、「最近あの人を見掛けないけど、どこか病気にでもなったのではないか心配だ」は、病院が老人のサロンと化している事を表している。
病院に心の安らぎを感じる老人に優しい政治が必要なのではないだろうか。

老人予備軍としては、年金から強制的に天引きする「後期高齢者医療制度」にはハンタイ!!!