昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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一泊三日のタイ出張で学んだ事

常夏の異国、タイ国まで何と一泊三日で出張してきた。
午前中に成田を出発、昼過ぎにタイはスワンナプル空港に到着。
外気温度は30度超、春真っ只中の日本に比べ圧倒的に暑い。

ホテルで一休みした後、スカイトレインを利用、有名な日本料理屋「日本亭」に夕食に。
駅に着いたのが、ちょうど午後六時。
改札を出て何気なく歩いていたら、突然タイ人全員が立ち止まってしまった。
何事かと思ったら、おもむろにタイの国歌が流れ始めた。

国家を歌い終わるまで、全員が直立不動。
一緒にいたシンガポール人が、「自分の国でも国歌斉唱の時は全員が立ち止まる」と誇らしげに話してくれた。
彼によると、「国家を守るのは自分達だけしかいない。国家の象徴が国旗と国歌だ。日本のように学校の卒業式の国旗や国歌で揉める事は信じられない」と呆れはてていた。

日本は、第二次世界大戦敗北後にタイやシンガポールのお手本のなるような経済発展を成し遂げた。
この事は大いに誇っていいのだが、一方ではそのような成果を上げたにもかかわらず、自らの国を貶めるような自虐的な意見も根強い。
しかし、グローバル時代の現在、海外に出かけると日本の良さを痛感する。
同時に、逆に彼等と話す事によって、諸々の場面で愛国心の大切さを教えられる。
海外に出ると、何かしら教えられる事があり、自分の人生観が変わっていく。
国民全員が、路上に立ち止まり国歌を斉唱する姿は大変美しかった。

帰国は夜11時25分発の夜行便、成田到着はおおよそ翌日の朝八時頃。
その日はしっかり仕事とは、まさに働き蜂サラリーマンの典型的出張だった。