昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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北京オリンピックの開会式を見て!

すごかったなぁ、北京オリンピックの開会式。

チャン・イーモアが、国家の威信をかけ中国四千年歴史絵巻を、花火と得意の人海戦術で描きだした。
あまりの壮大さに見疲れした為、選手入場が始まってすぎに寝入ってしまい、今回のハイライトだった聖火点灯の見せ場を見逃してしまった。
朝のニュースで、元体操選手が空中を走るように点灯したシーンを見たが、派手好きの中国人にはいやはや驚きの連発だ。

正直言うと、次々の繰り出されるパフォーマンスの最中、「ひょっとしてテロが起きるのでは」と心配しつつも、ある程度の期待感を持っていた。
史上最大のスペクタクルを成功させた中国政府は、鼻高々の反面、実は無事に開会式が終了した事でさぞやホッとしているだろう。

産経新聞は、開会式の成功には一切触れず、開会式の光と影と称して、「会場の一歩外には矛盾が満ち溢れている」とか、「中国政府は派手な開会式で社会不満を覆い隠している」とか、相変わらずの反中国キャンペーンに徹している。
市民五十人に質問した結果は、「市民、不安交じる賛美」、「望みは自由な国」らしい。

しかし、いくら産経新聞が頑張っても、今からのマスコミはオリンピックの結果報道一色に染まっていく。
初日に谷亮子が金メダルでもとったら、日本中が大騒ぎになるだろう。
オリンピックは、あらゆるジャンルで世界一の技を競うだけに、見るだけでも大層面白いスポーツショーだ。

ところで、柔道の谷や水泳の北島は、今回のオリンピックを最後に引退するのかだろうか?
次のロンドンでも、また同じようなメンバーがオリンピック代表選手だったらいやだなぁと思うが、日本の場合生きのいい若手が出てこないのでヒョットしたらヒョットしてしまう。

いつまでも「昔の名前で出ています」状態は、日本経済と全く一緒だ。
今回の開会式を見て、全く低迷状態を抜けきれない日本に比べ、様々な問題点を抱えながらもわずか二十年で世界に存在感を示す国になってしまった、中国の凄まじいエネルギーを感じてしまう。
中国恐るべし!