昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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野田佳彦君への鎮魂歌

嘘をついてはいけない。
幼稚園児の時から、我々は繰り返し繰り返し教えられる。
嘘がバレルと、その人の信用がなくなるだけでなく、人間性そのものまで疑われる。

しかし政治家だけは特別のようで、平気で嘘をつく輩が多すぎる。
そもそも政治家の公約なんて、大半のケースで守られていない。
選挙運動で、「私が当選すれば、世の中は良くなる」なんて大法螺を吹いているが、誰が当選しても、我々の暮らしはだんだん苦しくなっている。
少しでも恥を知る人間だったら、政治家なんかやっていられないはずだ。

三年前に、圧倒的多数の人が「もう自民党は駄目」と思い、民主党に一票を投じた。
その結果は、実に無残。
今や選挙さえあれば、三年前に木っ端微塵に駄目出しされた自民党の政権復帰が間違いないと見られている。

そんな民主党の第三代総理大臣、野田佳彦が、まさに見え見えの大嘘をついて法務大臣交代を発表した。
民主党代表選挙の論功行賞で、田中慶秋法務大臣に任命したのが大失敗。
外国人からの不正献金問題だけでなく、暴力団との付き合いまで暴露され、それを本人が認めてしまっては、さすがに法の番人を司る法務大臣職を全うさせることはできない。
さっさと更迭するかと思いきや、明らかに仮病で入院した田中慶秋の健康問題を理由に、前任者の滝実を再任してしまった。
こんなことなら、三週間ほど前の内閣改造は、一体なんだったのだろうと思ってしまう。

そもそも日本中の誰もが、田中慶秋の辞任理由が健康問題なんて思っていない。
田中慶秋が、法務大臣としての資質を疑問視され、追及されることを恐れて緊急入院、診断書をでっち上げたことはバレバレだ。
仄聞する限り、田中慶秋は何とか取り繕った上で、退院後も法務大臣を続ける積りだったらしい。
さすがに野田佳彦にとって、田中慶秋が居座りを決め込むと次の国会を乗り切ることが出来ない。
最悪の人間を法務大臣に選んだ任命責任を問われるよりも、「健康問題」を理由に田中慶秋を説き伏せて、詰め腹を切らせるしか方法がない。
そんな背景から、民主党丸抱えで、ありもしない健康問題をデッチ上げたものと思われる。

しかし野田佳彦君。
お天道様は見てゴザルよ。
嘘に嘘を重ねて延命しても、民主党の支持率は急落するに決まっているし、何よりも今までの鳩山、管に比べて、少しはマシな政治家と思われていた野田毅彦の信用失墜につながりますよ。
こんな浅知恵で、政局を逆転なんて出来るものじゃない。
潔さを発揮しないと、次の選挙で前総理大臣落選の悪夢が現実になりますよ。
人間、嘘をついたら、誰からも信頼されなくなるのだから。