昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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オランダ・ベルギー旅行記-一日目

不景気のさなか、夫婦でオランダとベルギーに出かけた。
不肖私メ、基本的に出歩く事を好まない。
家でミカンを食べながらテレビを見ている生活が理想だ。
一方妻はと言うと、これは好奇心に溢れ世界遺産を全て踏破する事が夢の、超活動派。
このような場合は、何れを選択するかは家庭の力関係で決まる。
ご多分に漏れず、我が家では妻であり母親である彼女の方が圧倒的に有利な立場。
よって、今年の年末はヨーロッパ観光と相成った次第。

成田を12時発のJALは、出発に手間取り40分遅れ。ところが、スキポールには30分早く、現地時間の午後3時45分到着。
この辺のからくりはどうなっているのだろう。
空港の職員に「How do you express “Thank you” in Holland?」と聞いたら、「ダンクウェル」と教えてくれた。
感謝の言葉を現地語で覚えておきさえすれば、相当なトラブルに遭遇しても何とかなる。
それ以降、何かある度に「ダンクウェル」を連発する事になった。

最初の宿泊地はブラッセル。
空港からはJALの無料バスがあり、おおよそ3時間かかる。
乗客はわずかに6名。
日本時間午前1時15分出発のバスなので、時差ボケの為不肖私メ以外は全員眠り込んでいる。
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すっかり宵闇に閉ざされた高速道路を、女性ドライバーが時速100kmでぶっ飛ばす。
道路の両サイドは、延々と田舎の景色が続き、ほとんど人影すら見えない。
たまに自動車販売会社の建物がある。
さすがに大半がヨーロッパ系自動車の販売店だが、心なしか生気がない。
窓に大きくDISCOUNTの文字が書かれていた。
一軒だけTOYOTA販売店もあったが、これまた客は独りもいなかった。

バスの終着場所が今夜の宿、ヒルトンホテルで到着は夜の八時。
家を出発後、およそ20時間経過。
睡眠不足と、長旅の疲れで夕食すらとらず、風呂に入るのもソコソコにボロのように熟睡した。