昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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鳩山総務相と日本郵政西川社長の悪相合戦

久しぶりに面白い見せ物を楽しんでいる。
日本郵政社長続投をめぐって、鳩山邦夫総務相が敢然と拒否の姿勢を表明したからだ。
一方の西川社長も負けていない。
日本郵政が上場するまで務めるのが自分の使命!」とやり返している。
かんぽの宿」を不当に安い価格で仲間内のオリックス宮内に譲り渡したのが喧嘩の発端だったが、実は郵政民営化をめぐって推進派の小泉、竹中に対する抵抗派の麻生、鳩山あたりの勢力争いのようだ。
両者一歩も引かず、「見合って見合って」の意地の張り合いになっている。
最近は与謝野財務相まで戦線に加わり、さらに問題が複雑化し、結果が見え難くなっている。
ひょっとしたら麻生内閣にも悪影響が出るかもしれないらしく、結構深刻な事態のようだ。

何よりも面白いのは、大の大人があそこまで感情をむき出しにして口喧嘩をする事の滑稽さだろう。
とりわけ、両者ともなかなか代役のきかない悪相をしている。
対岸の火事のようで、大きければ大きいほどに見栄えがする。

しかし、外野席で高みの見物を決め込む当方には、全く別の楽しみ方がある。
二人の悪相のうち、最後はどっちが勝ってしまうのだろう。

悪相評論家としては、この勝負西川の圧勝と見る。

同じ悪相だが、鳩山のそれは愛嬌はあっても深みがない。
押し出しの強さ、声の大きさで凄むが、チンピラ風情が抜けない。
一方の西川は本格派の悪相だ。
時代劇の本当のワル商人は、まさにあんな顔をしている。
そして、そのワル商人にうまく操られるのが、鳩山然とした悪代官。
大体このように、相場が決まっている。

今回の結末が判明するまでにはまだまだ時間がかかるようだが、僕の予想を覆して鳩山総務相が勝ってしまうと、一挙に政局が騒がしくなるかもしれない。