昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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五十嵐雄二ツアー初勝利と池田勇太!

男子メジャー初戦「UBS日本ゴルフツアー選手権」で40歳の五十嵐雄二が優勝した。

今迄優勝どころか、一度としてシード権すらとった事のない無名プロが、錚々たるトッププロ選手を押しのけいきなり賞金3000万円のメジャーに勝つのだから、勝負事は下駄をはくまで分からない。
五十嵐にとってラッキーだったのは、眼下の敵だったデビット・スメイル、I・J・ジャンよりも前の組で回った事だろう。
とは言うものの、10番でボギーを打った後、12番13番と所謂OKバーディーを連発。
また終盤には1m以上の、所謂「入れ頃、外し頃」の厳しいパットを連続して決め続けたのだから、精神的にも凄い。

それ迄の辛さを噛みしめながらも、控えめに喜びを表現した苦労人プロ五十嵐の初優勝インタビューにも大いに好感がもてた。
これで五年間シード権も手にいれた。
我々は今後、たびたび気合いの入った五十嵐プロのプレイ振りを見ることが出来る。
コングラチュレーション!五十嵐プロ!!

五十嵐プロに比べ全く期待はずれだったのが、三日目を単独トップで終えた若手プロの池田勇太
意のままにならずボギーを連発した最終日のプレイは、テレビを通じてもいかにも不貞腐れた態度が見え見えで、見苦しい事この上ない。

またこの男、豪放磊落と不遜を混同しているようだ。
「若さ故」と大目に見なければならないのかもしれないが、ぞんざいな態度でぶっきら棒にインタビューに受け答えする事を自分の個性と勘違いしている感がある。
この手の男に限って実は大変な小心者で、それを隠す為に横柄な態度をとる事が多い。
実力で劣る(と思っている)石川遼に注目が集まることへの反発もあるだろうが、いやしくも一丁前の男子プロであり、且つその才能、将来性は高く評価されている男だ。
ゴルフの技術だけでなく、社会常識や口のきき方も勉強した方がよい。
少なくとも不特定多数の人が聞いているインタビューで、自分の事を「オレ」と称するのは相手に対して失礼だ程度は社会人として分かっていて欲しい。

その昔チンピラ同然だった青木功が、「世界の青木」と称賛されるようになったのは、彼のゴルフが世界に通用したからだけではない。
ゴルフを通じて、世界中のトッププロと対等に話せるようになったからだ。
千葉の田舎ナマリこそ消えないが、今の青木功の話振りは池田勇太のような虚勢を張った傍若無人さは露ほども感じさせない。