昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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カラスの野郎から生ゴミを守れ!

毎週生ゴミを出す日になると、必ず10羽近いカラスの野郎が現れる。
電線に止まって、人がいなくなるのをジッと待っている。
人影が消えるとすぐにゴミの山に直行。
鋭いくちばしでポリエチレン製の袋を突き破り、中からえさをつまみ出す。
自治会の住民がおっかなびっくりの屁っ放り腰で追い払おうとしても、別段慌てて逃げるわけもない。
鋭い一瞥をくれ、ちょっと席をはずす感じで近くの建物に避難するが、まるで自分の縄張りのように威風堂々と振舞っている。
真黒い体と目つきの悪さの割には、頭がいいらしい。
何とも気持ちの悪い野郎だ。

自治会も、傍若無人なカラス野郎を放置しているわけではない。
生ゴミ入りのゴミ袋にはネットをかぶせ、カラスが突っつき難くして防衛している。
しかしカラスの方が一枚上手で、ネットの隙間からえさを取ってしまう。
結果として、カラスに食い荒らされたゴミ袋から生ゴミが飛び出してしまい、汚い事この上ない。
なかなか妙案、妙策がなく、いささかお手上げ状態だった。
ところが、科学の進歩はカラスの攻撃を避ける方法を見つけたようだ。
商品名「散ラカラーズ」ゴミ袋を貰った。

ゴミ袋はその性格上、中身のゴミが見えないと駄目らしい。
その為そのゴミ袋の色は、いささか半透明がかった黄色。
どこかの大学のカラス研究の第一人者大学教授の能書きによると、単にゴミ袋が黄色いだけで効果があるわけはないらしい。(世の中には変わった研究の第一人者がいるものだ)
その教授の説では、カラスはある波長の黄色を強く認識してしまうとの事。
その波長の黄色は、人間様には半透明なので中の生ゴミが確認できても、カラスの野郎には真っ黄色に見えるので中身が全く見えない。
その為、カラスが餌をつつかないとの説明があった。

早速、我が家でモニター実験。
他の家庭のゴミ袋はしっかりとネットの中にしまわれているが、我が家は黄色いゴミ袋を敢えてネットの外に放置した。
万一カラスの野郎に狙われると、我が家で責任をとって掃除しなければならない。
結構ギャンブルだったが、とにかくチャレンジしてみた。
結果は、全くカラスの野郎は関心を示さない。
確かに効果抜群のゴミ袋で、実験は大成功だった。

但し、このゴミ袋にも難点がある。
値段が、通常のゴミ袋の倍近くするらしい。
せっかくの優れモノも、値段が高いと困ってしまう。
効果抜群なだけに、メーカーの努力でソコソコの価格になればかなり売れると思うのだが。