昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

日頃の思いや鬱憤を吐露!無礼千万なコメントは削除。

シュク?!民主 社民、国民新党三党合意

久しぶりの政治ネタでいきなりの皮肉だが、「三党合意成立」オメデトサンだ。

これで民主党衆議院参議院政権運営が楽になるだろうが、しかし失ったものも大きい。
第一、今回の選挙で308議席も獲得した政党が、なんでわずか4~5議席の弱小政党の顔色を窺う必要があるのだろうか。
仄聞するに、民主党衆議院では絶対過半数を占めているものの、参議院でわずかに過半数に達せず、その数字合わせの為には社民党国民新党との連立が必須との事。

何の事はない。
民主党は、選挙中にはマニフェストがどうのこうのと、今迄の自民党政治とは違うみたいな高邁な事を表明していたが、実のところは単なる数合わせ志向でしかない。
とりわけ、分からず屋集団の社民党に遠慮した外交政策は、間違いなく将来に禍根を残す。
あのチンプンカンプン発言頻発の福島瑞穂女史が大臣として入閣するに至っては、もはや残りの部分で誰がどんな役割を担おうとも、鳩山新政権は笑い話でしかない。
自民党が初めて下野した時に、社会党村山富一委員長を総理大臣に担ぎ出す裏ワザで政権に復帰した時の寝業師の一人が、これまた今回入閣する亀井静香
撹乱要因の役者は揃っている。

なぜ民主党は、次回の参議院選挙まで「武士は食わねど高楊枝」が出来ないのだろう。
例え自分達の政策が参議院で否決されたとしても、重要法案なら衆議院三分の一ルールを適用すればいいし、そうでもない法案なら次回の参議院選挙が終わるまで待てばよい。
その方が、今回のように弱小政党のご機嫌取りをするよりもよっぽど筋が通っている。

民主党に投票した多くの有権者は、自民党にウンザリし、一度は民主党の政策に賭けてみようと思った人たちのはずだ。
同じく社民党国民新党に期待した人たちもいるだろうが、それは少数でしかなかった。
それが国会運営最優先で、早くも自説を曲げるようではお先真っ暗だ。

自民党憎しに凝り固まっている小沢一郎は、水に落ちた犬を鞭打つ為なら公明党とも手を結ぶかもしれない。
それは彼の私怨を晴らす事にはなるだろうが、長い目で見ればあまりに露骨な合従連衡は決して高い支持を得る事にはならない。

僕は、二大政党間で切磋琢磨が繰り返され、そこにスパイスの効いた第三党が存在する政治が良いと思う。
民主党、すべり出しから早速の変節には、少々ガックリ!