昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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参議院選挙で民主党苦戦!

本日11日、日曜日は大変忙しい。
大荒れで前途多難な大相撲が始まり、ワールドカップの決勝戦(日本では月曜日早朝だが)、そして第22回参議員選挙。

昨年9月の衆議院選挙では大勝した民主党だが、一年近い政権担当ですっかり馬脚を現してしまった。
かすかに鳩山由紀夫小沢一郎を道連れ辞任して菅直人が総理大臣に就任した時、御祝儀の様に支持率が上がったが、亀井静香が喝破していたように所詮はバブル人気。
調子に乗った菅直人の消費税10%発言で、一気に暗雲が立ち込めている。
僕は消費税発言そのものよりも、その後の菅直人のフラツキの方が、罪が大きいと思っている。
評判が悪いと見た途端、充分検討もせず低所得層への配慮をちらつかせ、終盤には「当分の間は、消費税は絶対に上げない」とまで変節する。
野党からブレを総攻撃されると、「自分は全くブレていない」と強弁する。
応援演説では髪を振り乱し、大袈裟な身振り手振りで「皆さん、如何ですか?」と、無理やり自説への賛同を求めるが、焦りの表情がミエミエであまりに中身が貧弱。
首相就任わずか一カ月でその資質がバレテしまっては、民主党が選挙で苦戦するのも宜なるかなだ。

もはやどのマスコミ予想でも与党の過半数は無理のようで、早速連立組替が必須になる。
ただ民主党があまりに稚拙だと分かってしまったので、連立相手がいない。
公明党も、みんなの党も、社民党も、ソコソコの議席を獲得しそうな政党は全て拒否反応。
後は、新党改革国民新党、立ち上がれ日本等、よくて一議席組しかいない。
むしろ自民党が分裂する政界再編の方が、可能性があるかもしれない。

以下はまるで私見
毀誉褒貶が激しく全く一般受けしない小沢一郎だが、彼以外の民主党国会議員はまるでアマチュアの様な気がする。
その分フレッシュには見えるが、実は「目標を設定し、人を集め、人を動かす」政治家としての能力が不足している。
小沢一郎の様な悪さはしないだろうが、「水清ければ魚棲まず」の政界では明らかに実力不足だ。
無論、理想は清廉潔白な政治だが、人口が一億もいて常に賛否両論が存在する民主主義国家日本を、たった一つの政策に収斂させ実行する為には、高い見識と剛腕が必要なはずだ。
総じて、国民はムードに弱い
昨年は、一時的に政権交代の甘言に酔い、夢を見てしまい、一億総白痴の様な現象が発生した。
しかし、マニフェストと称する綺麗事で固めた政策の結果は、ほとんどが実現できない無惨なものだった。
わずか一年でこれほど大きく変遷してしまう民主党の政治は、政党を構成する議員の未熟さの表れと思えてならない。