昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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ナイアガラ観光

アメリカ旅行の最終日は、一日ナイアガラ滝の団体観光。
メンバーは日本人19名、早朝6時40分にホテルスタート。

JFK空港からBuffalo空港までは、格安飛行機のJETBLUE
初めて利用するのでちゃんと飛ぶのかと不安があったが、意外にサービスが良い。
Buffalo空港からナイアガラ滝までは、現地旅行社のバスで小一時間。
途中でカナダ入国なので、イミグレーションがある。
入国審査官で愛嬌をいい奴は極めて少ないが、この地の担当者は格別に不機嫌モード。
いきなり、「いつ日本に帰る?」と質問、当方「明日です、Sir。」と誠実に対応。
次は、「何しに来た?」
オイオイ、それはないだろう。
団体でナイアガラ滝の直前まで来ていたら、観光に決まっているヂャないでしょうか!
最後は、「仕事は何だ?」
「そんなのナイアガラ滝観光に関係あるのかヨォ?」と大いに疑問に思ったが、そこは長年の営業経験のなせる業、満面に笑顔を作りながら「Business Person, sir!」と回答するのが悲しい。
その甲斐あってか、ガチャンと入国許可が下りた。

ナイアガラは、世界で一番美しい滝として有名だが、確かに間近に見ると美しいだけではなく、迫力も凄い。
アメリカ滝とカナダ滝があり、カナダ側が真正面に優雅な姿を見せているのに比べ、アメリカ側やや滝幅が狭く、岩がゴロゴロあり、些か見劣りがする。
支給の安物合羽を身に纏い「霧の乙女号」に乗船。
乗船前に、恒例の写真撮影がある。
後で滝を背景にした見事な合成写真が出来上がっているのだが、ここでは25$を要求され、ここでも丁重に「イラナイ」。
滝壺まで行き落下する水の流れを見上げると、映画のシーンさながらに大粒の雨の様な水滴が大量に降り注ぎ、足元や腕先がビショ濡れになる。
それを観光客全員が大騒ぎ、大喜びするのは一体何故だろう?

その昔、映画「ナイアガラ」撮影の時、主演のマリリン・モンローが宿泊したホテルで、彼女を偲んだ後は、定番の土産物屋に連れて行かれる。
食べ物の供試品をパクツいていると、愛想笑いした売り子の婆さん達が擦り寄ってくる。
勧誘を適当にあしらっていると、すぐに見込み無しと分かるようで、次の獲物に狙いを変更する。
結局、記念品としては格安のゴルフのグリーンマーカーを購入、帰路に着いた。

しかしBuffalo空港19時発の飛行機が、天候悪条件でディレイ。
数年前のフィラデルフィアの悲劇が頭をよぎり、不安感に苛まされながら一時間半を空港で待機。
岩手から来た老人と娘の観光客も、我々と同じく翌日帰国予定。
「このまま飛行機が飛ばなかったら、車で行くしかない」と、旅行社に電話すると「7時間かかる」と言われ、さすがに断念したようだった。
やっとホテルに戻りついたのは、午後11時過ぎ。

これにて全ての予定を終了、
明日の午後1時発JALで帰国する。
今回のアメリカ旅行は、楽しかった。
ニューヨークはいいナァ。
チャンスがあれば、また来たいものだ。