昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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それは誉め過ぎでしょう!

ワールドカップもあと一日。
スペイン対オランダの決勝戦で終わりを告げる。
ドイツのタコ占い師と同じで、僕の予想はスペインの勝ち。
但し日本男児としては、どっちが勝っても負けても、大して嬉しくも悔しくもないのが残念。

ところで、今回の日本代表は期待を大きく上回り、ベスト16にまで進出した。
日本中が大満足で大騒ぎしていたが、ベスト8の国々のプレイを見ると、かなりの差があると思ってしまった。
ましてやベスト4、決勝戦へと駒を進める国は、また一つ桁が違う。
「いつの日か、日本代表が決勝戦に進出して」なんて優勝争いの夢を持っても、暫くは実現できないだろうなと悲観的になってしまう。

日本サッカー協会犬飼基昭会長が「岡田監督は日本の財産」とコメントしたようだ。
「ワールドカップを二度経験した監督」の意味合いもあるようだが、直接的には今回の成績への賞賛と思うべきだろう。
しかし、それは何でも言い過ぎ、誉め過ぎでしょう。
確かに、勝負の世界は結果が全てだ。
岡田監督は、戦前は様々な悪評を浴びていたが、最後の最後で日本代表のパフォーマンスを最大限引き出した。
やった事がないワントップを本田選手がうまくこなし、他の選手も付け刃の作戦をうまくこなしたからこそ、期待以上の大躍進につながった。
その決断と実行力は見事なものだが、しかしもはや失うものがないほど追いつめられて結果の、ヤケッパチの一手だったような気がしてならない。

日本代表監督として、数年間やってきた戦略戦術は一体何だったのか?
救世主、本田の獅子奮迅の活躍がなかったら今回の結果など望むべくもなかったが、中村俊輔が絶不調に陥らなかったら、また違った局面になっただろう。
これも結果論だが、あんなにうまく決まるのならワントップ採用の決心をもっと早くして、FWではなく、中盤の選手を充実させているべきだった。
まさしく結果オーライなのに、岡田監督は超優秀な監督に成り上がっている。

しかし、我々素人ならともかく、サッカー協会の大幹部がこんな大衆迎合でいいのだろうか?
少なくとも専門家なら、今回のワールドカップをしっかりと反省すべき所は反省して、次でベスト8を実現する為の監督を選んで欲しいものだ。
俄サッカーファンで、大した知見もない自称セルジオ越前は、生きている間に是非とも日本のベスト8進出を見てみたい。