昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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熱中症の恐怖と闘いながらのゴルフ!

日曜日、東京が三週間ぶりの真夏日で、天気予報は「運動禁止」。
太陽光線が燦々と降り注ぐ猛暑無風の午前9時半、月例のスタートを切った。
途端に汗、汗、汗。
水筒に入ったお茶をガブ飲みしながら、出来るだけ日陰を歩くが、それでも疲れが溜まる。

午前中の8番ホールで、胸が締め付けられるような辛さを味わった。
熱中症はこのような症状に違いない」との恐怖感に駆られる。
ゴルフ場で倒れるのはシャレにならない。
第一に、会社の仲間から馬鹿にこそされるが、同情される事はない。
必死の思いで残り二ホールをこなしたが、足はガタガタ、食欲はゼロ。
気息奄々でクラブハウスに引き揚げた。
先ずは、汗だらけのシャツとアームプロテクターを交換、首のまわりを冷やす新兵器を冷水に漬け込む。
昼飯の注文は「ざるそば!」。
オネエチャンが、「天麩羅はどうされます?」と聞くので、「いらない!ソバだけ!」と強調。
とても脂っこい物を食べる気にならない。

冷房が効いたハウスで50分近く涼んで、やっと生きた心地を取り戻す。
さて午後の部は、一段と暑さは増すものの、些か風も出てきた。
同伴競技者と、「終わったら、風呂で頭から水をかぶりましょう」と堅い約束を交わし、決死の思いで再スタート。
しかし15番ホールを終わった時点で、2リットル入りの水筒が空ッポに。
慌てて茶店に駆け込み残り三ホール分の水を補給して、ヨレヨレ状態だが何とか完走。

アテストが終わり風呂に入った後は、単に「真夏だけどゴルフをやったゾ」的自己満足では終わらない、将に命懸けでゴルフの荒行に挑んだ修行僧の達成感がある。
特に励まし合いながら全員無事に完走した同伴競技者とは、同志的連帯感すら覚える。
四人とも散々のゴルフだったが、今日の辛さなどコロリと忘れ、「お互いに健康に気をつけて、次回また会いましょう」と挨拶を交わして別れた。

コースには、120人以上の好き物参加者が集合していたが、午前中だけで6人がリタイア。
こんな思いをしてまで、ゴルフをする必要なないのだろうが、コースには仕事場では見られない異様な熱気がある。
どんなヘタッピーゴルファーにも、ゴルフをするだけで喜びを感じる、そんなDNAが組み込まれているようだ。

スコア?
あんなに暑い中を5時間以上も徘徊したので、そんなモノ忘れた!