昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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菅直人がやっと退陣!!!

そもそも菅直人に疑問を感じたのは、菅政権となって初めて民主党が迎えた参議院選挙の時だ。
この選挙前、菅直人自民党案に抱きつく形で、突然消費税率アップを打ち出した。
鳩山が沖縄問題でボロボロになり辞任、後継を小沢一郎と争い勝利した後に支持率が回復した高揚感からか、あるいは財務省官僚に取り込まれた所為かは分からないが、あまりに唐突だった為に世論の反発を招くと、途端に思いつきで低所得者層へは還元すると腰砕けになる。
結果は、参議院選挙を大敗し、国会のネジレ現象を招いてしまった。
ところが、一切の責任を小沢一郎の「政治とカネ」問題に押し付け、自らは頬っ被りで居座る。
それが、菅政権ダッチロールの始まりだった。

尖閣列島に不法侵入した中国人船長を巡っての醜態は、菅直人の外交センスの欠落を満天下に知らしめた。
ロシア、メドベージェフ大統領が北方領土を訪問しても、「遺憾の意」を現すだけで、何ら打つ手なし。
ブリュッセルでの中国の温家宝首相との面談では、廊下の立ち話で、「強く抗議した」と弁明しても、実際は「日本の立場を分かっていただいていると思うから、今日は何も言いません」と、国際社会ではギブアップ宣言と同様の発言しかしていなかった。
外国人からの不正献金問題は、貰った金をコソコソ返したようだが、領収書の開示を要求されても逃げ回るだけ。

極めつけは、未曽有の大震災と福島原発と後処理問題で、何ら成果を上げる事無く、ひたすら時間だけを浪費。
被災者は未だに避難所での生活を余儀なくされ、視察と称して余計な事をした為に初動に失敗した福島原発は、今に至るも全く解決の目処すら立っていない。
菅内閣の枝野官房長官が、当初に「念の為に一時避難」とか、「直ちに影響が出るレベルではない」と繰り返した危機感の無さは、末代まで語り継がれる失政の象徴だ。
不信任案を回避する為には、平気で嘘をつき「ペテン師」と罵られても権力の座にしがみつく。
辞める直前には、北朝鮮の拉致犯人と関係あるグループとの不透明なカネのやり取りまで明らかになってきた。
こんな卑劣な総理大臣を更迭するのに、一年三カ月もの歳月が必要なのが民主主義の辛い所だ。

菅直人は、能力、人品骨柄に問題があるだけでなく、北朝鮮を巡る政治姿勢の不透明さまで抱える、最低の総理大臣だった。
菅直人に少しでも本物の市民運動家の志があれば、福島の被災者の苦しみを余所に、連日嫁さんと共に一流店をはしごして、ほろ酔い機嫌ではしゃぐような真似はできないはずだ。
しかし彼の総括は、自画自賛のオンパレードで、
  ・厳しい環境下で、やるべき事はやった。
  ・政治主導については、「菅政権で官僚との連携・役割分担は格段に向上」。
  ・社会保障と税の一体改革や経済財政運営は「歴代首相と比較しても注目に値する実績」。
  ・原子力行政は、「菅首相でなければできなかった政権の遺産」。 
  ・「菅政権で政策は決して停滞しておらず、大きな進展があった」。
とは、呆れ果てて、開いた口が塞がらない。

こんな卑劣漢に対しては、彼が総理大臣を辞任しただけで満足してはいけない。
菅直人が政権延命の為にちらつかせた解散総選挙を早急に実現させ、国会議員の座をも追放する事を目指すべきだ。
横粂勝仁が、東京18区からの立候補を表明している。
刺客としては甚だ頼りないが、是非とも初心貫徹でその役割を果たして欲しいものだ。
当方にとっては、次の総選挙まで緊張状態が続く。