昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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これが民主党の実態だ!

何とも情けない。
これ程、民主党政権担当能力が欠落しているとは。
領土問題の外交は、先に緩んだ方が負ける。
それにしても、中国の恫喝外交に対して、今回の日本の大惨敗は目に余る。
これほど哀れな敗北は、国際的にも例が少ないのではないだろうか。
アルゼンチンやイランは、例え外交問題で軍事的に敗北しても、名誉を重んじた終結を演じている。

事は、今回だけで済む問題ではない。

日本は脅しに弱い。
今後、レアアースを武器にした中国の強硬姿勢には、常に全面的な妥協をせざるを得ない。
そんな事を万天下に知らしめてしまった。
民主党の罪は、万死に値するほど重い。
民主党政権の中枢、取分け菅直人前原誠司仙谷由人岡田克也の国際感覚の無さは、目を覆いたくなる程にひどい。
まだ、「中国との関係を鑑み、政治主導で決定した」とでも主張すれば潔いものを、この期に及んでも「沖縄地検の独自判断を多とする」と、逃げ口上に終始する。
責任転嫁も甚だしい。
こんな重要な外交問題を、地検が独自判断で決めてしまうなんて、世界中どこにもありないし、万一あったとしたら、即刻政府が介入してでも阻止するべきだ。

また民主党が中国との関係を慮ったとしても、中国で逮捕拘留されている日本人四人解放との引き換えが取引の最低の条件だ。
何一つ主張しないまま中国船長を釈放したら、今から日本政府が何を主張しても、国際社会は信用しない。
これで中国が納得すれば、まだ救いがないわけではなかった。
中国の国内世論は、大勝利に湧きかえっていると聞こえてくる。
更に嵩にかかって、日本政府の謝罪と賠償を要求してきた。
中国が露骨に交渉材料として拘留した、フジタの社員四人の釈放さえ目処が立っていない。

「日本の国内法に添って、粛々と事を進める」と大見えを切ったのは誰だ。
民主党は、今回の愚策で日本国を貶めただけでなく、計り知れない程国益を損失させた。
前回の民主党代表選で小沢一郎が勝利していても、民主党の中国への腰抜け振りは変わらなかったかもしれない。
今の民主党政権は、まるで内容の無い「国民の支持率の高さ」に支えられている。
しかし、今回の対中国との外交折衝で、民主党政権担当能力の稚拙さは明白だ。
これが民主党の実力なのだ。
あるいは、これこそ民主党の実態なのだ。

今回の事態に関しては、昨年の政権交代幻想で民主党を選んだ日本国民全てが責任を負うべきなのだろう。
民主党政権では、日本国の権益を守る事は出来ない。
来週のマスコミ世論調査の「民主党支持率急落」が、民主党政権崩壊の第一歩になる事を切に祈りたい。