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不必要な敬語、丁寧語

佐高信が「結婚指輪をしたオトコは信用しない」と書いた事を紹介した。
そして僕の場合、指輪には興味がないが、自分の家族に敬語を使うような奴は好きになれないと書いた事がある。

今回久し振りに、東国原英夫の記者会見を見た。
「宮崎県知事への再出馬を見送る」と発表したものだが、別段驚くに値しない。
前回自民党から衆議院選挙出馬を画策し、「宮崎県の為に衆議院選挙に出馬する」と、荒唐無稽な論理を捻り出し顰蹙を買ったほどなので、既に宮崎県知事に飽き飽きしているのはバレテいた。
今回も、「自分を支持してくれた人に申し訳ない」とか、一応殊勝なしおらしさを装っていたが、三流芸人だった演技力で「次は全くの白紙」と言いながら、「次は別のステージで」とは、内面の腹黒さと野心を隠しきれない。

中でも耳に障るのが、まるで不必要な敬語、丁寧語の乱発だ。
今回は、「不出馬を表明させていただきました。ここに報告させていただきます。」
もっとスッキリと「県知事選への不出馬を表明いたします」だけでいいものを。

そう言えば前回の衆議院選立候補の大騒ぎの時は、「自民党さんは、私を総裁候補として、お戦いになるお覚悟がおありになるのか」とヤッタ。
このオトコは、自分の本性を隠そうとする時に、慇懃無礼な言葉遣いになる。

鳩山由紀夫がやたらと「させていただきます」と言うのも聞き苦しい。
また総理大臣辞任の時には、「国民のお暮らし」とスピーチしていた。
何でも、「お」さえ付ければ丁寧だと思うのは、かなり国語力のレベルが低い。
と思っていたら、今度は仙谷由人官房長官まで「中国はお変りになっていなかった」とか、中国の海洋調査船が「周辺にいらっしゃる」とか、信じられないような敬語を使っている。

不必要な敬語、丁寧語は、内面の疾しさ、胡散臭さとか、自信の無さの裏返しではないだろうか。
偶々今回の三人は、当方の好きになれない政治家なので勝手な先入観かもしれないが、そんな気がしてならない。