昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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全くどうでもいいけど

NHKの紅白歌合戦
第62回と言うから、62年前からやってるんだろう。
大変な長寿番組があったものだ。
その昔、未だ若かった頃は一年納めの大イベントで、「やれ、オトコが有利」とか「オンナの方が歌唱力は上」とか、家中で侃々諤々だった。
高橋圭三宮田輝、中村メイ子とかが司会している時は、視聴率も80%以上で、それなりに面白かったような覚えがある。
しかしこの30年ほどは、全く見たことがない。
正確に言えば、5年ほど前の大晦日シンガポールに遊びに行った時、衛星放送でチョコッと見たが、余りに馬鹿馬鹿しくて、すぐにチャンネルを変えた。

何が面白くないって、何のヒット曲もないのに、ただただ「昔の名前で出ています」歌手の、何と多い事か!
今年だって、男性では森進一、千昌夫細川たかし
女性では、和田アキ子小林幸子なんて、一体どんな歌を歌う気なのだろうか?
芦田愛采なんか「皆に元気が与えられるように、私も頑張る」だって。
あんな餓鬼ンチョに貰う元気なんか、長続きするはずがないヨ。
と、ついつい文句ばかりが多くなる。

出演者決定の理由が、多くの国民に支持されているとか、NHKに貢献したとか、抽象的過ぎてまるで訳が分からない。
いっそ、その年でCDが売れた順番とか、テレビ視聴率が取れた順とか、客観的なデータに基づいて出場者が決まるのなら、それはそれで歌手にとっては一年総決算の桧舞台とも言える。
しかし、NHKの権威主義丸出しの選考基準に振り回され、挙句は翌年のギャラにまで影響するとなると、歌手が所属するプロダクションの水面下の仕官活動が陰湿を極めている事は、想像に難くない。
その結果が、森進一や和田アキ子なのだから、誰もが「何故?何故?」と疑問を持つ。
納得できる答えを見出す事は難しいだろう。

そう言えば、その昔は「紅白には出ない」事に、自分のアイデンティティを求める歌手達もいた。
NHKの紅白歌合戦は体制側の権威の象徴であり、「シングルカットの歌ではメッセージが発信できない」とか、「数曲歌えるのなら」とか、小生意気な理屈をこねていたが、最近では長渕剛とか松任谷由美なんぞまで出演する。
あの頃のツッパリは、一体何だったのでしょう?

猪苗代湖ズ西田敏行がフクシマを応援するとか、子役やK-POPグループも引っ張り出して人気維持に躍起のようだが、毎年繰り返されるそんなミエミエ作戦の効果か、未だに視聴率が50%前後もあるのが不思議で仕方がない。
まぁ当方は、NHK紅白歌合戦なんか、今年もまるで見る気もしないからどうでもいいけど。