昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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祝!東アジア杯優勝

土曜日、なでしこのサッカーは稚拙だった。
味方へのパスすら、まるでつながらない。
韓国よりも弱かったので、負けるべくして負けた。
アジア相手にこんな体たらくでは、折角つかんだ世界が遠のいたと判断せざるを得ない。

全く不愉快な思いで、日曜日、男子東アジア杯決勝戦を見た。
ところがこちらは、韓国に押しまくられたものの、「天才、柿谷曜一郎」が二得点して快勝し、優勝。
実に爽やかに、「ありがとう、ザックジャパンのJリーグ組」な気持ちだった。
翌月曜日、スポーツ新聞を熟読。
すると辛口サッカー評論家、セルジオ・越後が「同レベル相手でたまたま勝てただけ、あんな守備的戦い方ではワールドカップには通用しない」と、ボロクソに貶していた。
前夜は折角安らかな眠りだったのに、頭から冷や水をぶっかけられた思いだ。
そもそもこのセルジオ爺は、何かにつけて文句が多すぎる。
対中国の初戦、勝てた試合を引き分けにした時は、「目標のない試合は、こんな結果になる」と酷評していた。
しかし今回の選抜メンバーは、東アジア杯優勝と、来年のワールドカップメンバーに選ばれたいとのの明確な目標を持っていたはずだ。
勝手に、無目的集団と片付けないでほしいものだ。

素人サッカー評論家の当方、「セルジオ・越前」を自称しているが、並み居る元サッカー選手上がりの常識的評論家とは見立てが違う。
先ず、グローバルでは東アジア杯なんて超マイナーなカップ戦だが、中国、韓国が相手となると、絶対に負けるわけにはいかない。
サッカーは、武器のない戦争なのだ。
現に、グローバル常識のない開催国、韓国は、又してもスタンドに政治的スローガンを掲げ、日章旗の持ち込みを禁止したり、サッカーを政治的アピールの場と勘違いしている。
外交面で何かとガタガタしているこの両国に対しては、双方とも戦争で問題解決が出来ない以上、サッカーで負ける事は許されない。

その意味では、中国の引き分けは残念至極だが、苦戦の挙句に勝ち切った韓国戦は、無条件で賞賛しなければならない。
とりわけ、ワントップでその責任を果たした柿谷曜一郎はスバラシイ。
柿谷曜一郎は、今を時めくマンチェスターUの香川と同期だが、当初は柿谷の方が圧倒的に評価は高かったものの、練習態度が悪く長らく干されていた。
しかし、今回の東アジア杯で、大器覚醒!
今だから言うが、結果論が得意の不肖「セルジオ・越前」は、デビューの頃から柿谷に注目、いつの日にか全日本で活躍してくれると、人知れず応援してきた(ような気分になっている)。
その他、俄か集めのハンディキャップがあり、対中国、対オーストラリアでは失点を重ねたにも拘わらず、最後の対韓国戦では献身的な働きで、韓最少失点に抑えた山口蛍以下の守備陣にも大絶賛。

本物のセルジオ・越後は、こんな戦い方ではワールドカップは戦えないと言う。
今回のメンバーは全くの二線級扱いだが、しかし少なくとも一致団結して結果を残した。
贋者「セルジオ・越前」は、いっそのこと今回のメンバーを中心にワールドカップに臨んで欲しいと思う。
海外組を招集したところで、世界規模の連中には歯が立たないのは、コンフェデカップの三連敗で、皮肉にも証明されている。

努力すれば報われる!
職場や学校でそんな臭い言葉を使うと顰蹙を買うが、せめてサッカーでは「これが青春だ!」の世界があっても良い。