昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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有名人のサイン

有名人のサインを貰うと、嬉しいものだ。
たったそれだけで、その有名人とは何となく知り合いみたいな気になってくる。
しかも、そのサインは希少価値がある。
いい事尽くめだ。
不肖私メも、彼のブラジルサッカー界の至宝(だった)、ロナウジーニョのサインを大事に持っている。
韓国のホテルでこのサインを貰って以来、(ひょっとしたら彼の方はド忘れしているかもしれないが、)こっちは彼の事を「親友」と思っているほどだ。

僕とロナウジーニョの間柄はともかく、大好きな有名人と会った思い出にとサインをねだる気持ちは、多少ミーハー的だが理解できる。
ところが最近は、そんな有名人のサインは金になるようだ。
その証拠に、ネットオークションでは結構の数の有名人のサインが出品されている。
中には最初から、最初から販売を目当てにサインを貰ったとしか思えないモノもある。
せっかくのサインを、金儲けの為に使うのはいかがなものだろうか。
有名人も、そんな利用方法だったら、喜んでサインする気にならないだろう。

と思っていたら、実は有名人がサインするのは、ギャラのうちに入っているらしい。
何事もコスト、コストの世の中だから、有名人をサイン会に拘束するには、それなりに金を支払わなければならない。
プレイの合間に気軽にサインをしてくれているように見えるが、それはファンサービスと同時に、有名人に課されたノルマでもある。
ファンは既に、入場料として、サイン代を支払っている事になる。

逆に言うと、有名人たるもの、ノーギャラでサインしてはいけない。
そんな貴重なものが大量に出回ったりすると、希少価値に支障をきたし、高嶺の花ではなくなってしまう。
そう割り切れば、折角貰ったサインなら、有名人が旬なうちに換金したほうが得だとも思える。
お宝発見番組のおかげで、ガラクタ扱いされていた物まで注目が集まる。
いわんや、有名人のサインなら、ファンには垂涎の的。
欲しくても、本人に合うチャンスがないファンにとっては、ネットオークションは極めて便利な入手手段になる。

とすると、フレッシュな新人に取って代わられつつある我が「親友」の賞味期限も、さほど長くないかもしれない。
今が売り時か???!!!