昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

日頃の思いや鬱憤を吐露!無礼千万なコメントは削除。

絶対に私の意見が正しい?????

皮肉なパラドックスだが、「世の中には、絶対に正しい事はない」事だけが、絶対に正しい。
最近世の中をにぎわしている、安倍晋三靖国神社参拝にしても、沖縄辺野古の埋め立て許可にしても、必ず賛否が分かれる。
そしてそのそれぞれが、「我こそ正義なり、相手は間違っている」と声高に主張する。

安倍晋三靖国神社参拝は、総じて評判が悪い。
評論家はシタリ顔で、中国、韓国の反発は織込み済みとしても、アメリカが不快感を表すとは思っていなかったと解説する。
冗談じゃないですよ。
仮にも日本国総理大臣の地位にある安倍晋三には、アメリカの反応程度は充分に情報が集まっている。
それでいて安倍晋三は、自分の信念、彼を支えてきた保守層の支持をさらに強固にするために、諸外国の反発は覚悟の上で、靖国神社に赴いたはずだ。
中国、韓国とは、靖国神社を参拝しようとすまいと上手く行かないのだから、両国を慮る必要はないとの割り切りも充分に理解できる。

一方、ビジネス面から靖国神社参拝の悪影響を懸念して、反対する経済界の理屈もまた理解できる。
確かにやっと中国との経済交流の最悪期を脱したと喜んでいた連中にとっては、安倍晋三靖国神社参拝は、冷や水を浴びせられた思いだろう。
しかしこの程度でビジネスが上手く行かないのなら、今後中国、韓国とは腫れ物に触るように付き合わなければならなくなる。
そんな相手のご機嫌を取り続けるのは、疲れて長続きしないものだ。

全く理解できないのが、「これは軍国主義への第一歩」なる、時代錯誤の反対意見だ。
今の日本で、いくら安倍晋三内閣総理大臣の立場で靖国神社を参拝しようと、河野談話の見直しに着手しようと、軍国主義の基礎ベースとなる思想教育がなされていない。
そんな国が、軍国主義を復活させ、戦争を仕掛けるなんて絶対にありえない。

僕個人は、何故安倍晋三靖国神社参拝に、あれほど執着するのか分からない。
「英霊に哀悼の意を表すのは日本人として当たり前」と言われると、いつでも靖国神社に行くことが出来るにも拘らず、花見の時以外は彼の地を訪れたことがない当方は、肩身が狭い思いをしてしまう。
マスコミも、朝日、毎日新聞は、靖国参拝には絶対反対だし、産経新聞は「よくぞやってくれた」と興奮気味な記事を出している。
即ち、どちらかだけが正しいわけではなく、育った環境や、影響された家族、先輩が違えば、考え方が分かれてしまう事を表しているにすぎない。

沖縄仲井眞 弘多知事が、辺野古の埋め立てを許可した事もまた、賛否が分かれている。
コメンテーターの荻野アンナは、「知事は良い正月を迎えらえると言ったが、辺野古のお魚さんたちは心配している」と、まるで頓珍漢なコメントを出していた。
辺野古のお魚さん」と、さん付けする事で可哀そうなイメージを出し、知事の決断を批判する意見だが、自分が魚を食している人間だとの意識はないようだ。
人間の社会生活は、それ自体が自然を破壊する事であり、自然を守っていると、不自由な生活をせざるを得ないのが実態だ。

安倍晋三靖国参拝にしても、仲井眞弘多辺野古埋立了承にしても、民主主義ではいくら反対を叫んでも、彼らが選挙で選ばれた為政者である以上、その結論を受け入れざるを得ない。
反対する人たちは、次の選挙で多数派となり、今回の決定を反故にするしか方法ないのだ。
全体主義国家でない限り、いかなる事案にも賛否が存在する。
それを解決する方法として、今のところ民主主義以上のシステムはない。
北朝鮮では、ナンバー2だった張成沢だって粛清された。
しかし日本では、総理大臣安倍晋三に対していくら文句を言おうと、沖縄県知事仲井眞 弘多に対してデモで抗議しようと、投獄されることはない。
感情的反対意見を喚き散らすよりも、そんな特権を利用して、次の選挙に捲土重来を賭けるのが反対派の理性だろう。