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森喜朗殿、アンタの発言はセクハラでっせ

森喜朗の評判が悪い。
相変わらずの失言癖で、「浅田真央は大事なところで必ず転ぶ」と言ったとかで大ブーイングを浴びた。

流石に森喜朗
早稲田大学にコネ入学した事を、日経新聞私の履歴書」でカミングアウトしたように、「サメの脳みそ、ゴリラの肉体」の立ち居振る舞いからも、知性やひらめきを感じさせない御仁だが、一時期日本国総理大臣まで上り詰め、現在は東京オリンピック組織委員会会長の重責を務めているのだから恐れ入る。
「地位は人を作る」と言われるが、完全な例外もあるものだ。
大臣時代からの赫々たる失言歴に、今回のコメントが加わり、浅田真央ファンからは「絶対に許せない」と手厳しい非難を集めている。

帰国後の浅田真央は「私は気にしていないが、森さんは少し後悔しているのでは」と余裕で受け流し、更にオンナを上げた。
森喜朗は、「真央ちゃんファンの孫から怒られた」と、必死の失地回復を図る。
そのお蔭でか、どうやらオリンピック組織委員長解任などの大問題にはならずに済んだようだ。

マァ世の中には、浅田真央のフリー演技を「神業」とまで手放しで褒め称え、「大感激した」と涙ぐんだ人も多い。
そんな連中が余韻に浸っている時に、森喜朗はまるで無警戒に言葉足らずの発言をするのだから、日ごろ彼に好意的ではないマスコミには絶好のカモ扱いされる。
発言の一部を切り取り、更に悪意を持って伝えれば、世間の見方が森喜朗批判一色になるのは火を見るよりも明らかだ。
それでもサービス精神旺盛な森喜朗は、さほど反省する風でもない。
こんな男は、どこかでまた失言を繰り返すに違いない。

しかし今回の発言には、森喜朗を応援する声も聞こえてくる。
彼の発言の真意は、むしろ浅田真央に同情しているのであって、言葉尻を捉えたり、発言の一部を誇張するマスコミの在り方を批判する意見も出ている。
これは今までにない珍しい事だ。

尤も森喜朗は、問題発言以外にも、「あの子は」とか「真央ちゃん」発言を連発している。
これは全く同情の余地がない、間違いなくセクハラですよ。
会社でも女性社員に対して、「あの子は」とか「○○ちゃんは」とか言う輩がいるが、現在ではこれは全てセクハラになってしまう。
何故なら、「あの子」と言った時点で、彼女を自分よりも遥か下に見ている内心がばれてしまうからだ。
僕は会社では、女性に対しては必ず苗字に「さん」付けで呼ぶように指導された。
少なくとも浅田真央は、20歳を過ぎた成人だし、何よりも日本を代表したオリンピック選手だ。
如何に年配者とは言え、家族でもない森喜朗に「あの子」呼ばわりされる所以はない。

今回マスコミをにぎわした森喜朗の発言については、全体を読み直すと違った印象にもなるが、「あの子とか「真央ちゃん」発言だけは、全く言い訳の利かない、時代錯誤のセクハラ大失言!
森喜朗の旧態依然とした体質が、滲み出た言葉だ。