昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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あのポツダム宣言の町、ポツダム市で

ベルリンに来て初めての青空。
陽気に誘われて、ポツダム市内見学へ。
地下鉄を利用して、その終点がポツダム駅。
およそ一時間はかかる。
列車を降りてコンコースをウロウロしていたら、若いオネエチャンが近づいてきた。
「どこに行く?」みたいなことを聞くので、「観光だ」と答えると、何だか早口で説明し始めた。
どうも、ツァーバスチケットを売りつけたいようだ。
丁重にお断りして自分で交通手段を探し始めたが、どのバスを使えばよいのやら、何が何だか全く分からない。
ついに最初のオネエチャンのところに戻って、ウェルカムカードと称する一日有効チケットを購入した。

天気は晴朗だし、二階建てバスなので、ごく当然のように二階席に陣どる。
約二時間の周遊コースだ。
ポツダムの市街は、古い建物が残り、道路も石畳なので、バスはガタガタと揺れる。
イヤフォンで観光スポットを説明してくれるが、そのうちに寒くて仕方がなくなってきた。
空は晴れていても、風は冷たい。
その風が青天井の上部から吹き付けてくるので、観光どころではなくなってくる。

やっと、一番離れた新パレスに到着したので、直ちに下車。
しばらく歩いて、体を温めることにした。
しかし冷え切った体なので、先ずはトイレに行かないといけない。
チケット売り場のトイレに行くと、一人70セントの有料で、コインを投入しないと中に入れない。
緊急事態なので、金の問題ではない。
しかし有料トイレは、終わった後に残念な気持ちがわいてくるものだ。

観光を終わって駅に戻り、遅めの昼食。
昨年ミュンヘンで見つけたアジアンクイジーン店があり、例によってトムヤムクンスープと焼きそばを食べる。
ベルリンのダウンタウンの店よりも、チェーン店のこっちの方が遥かに美味い。
夜食用にパンとミルクを探すが、いわゆる牛乳がない。
店の奥の冷蔵庫に、「バターミルク」が売られていた。
液体入りボトルなので、「これこそ牛乳に違いない」と買ったが、ホテルに戻って試飲すると、牛乳でもなくヨーグルトでもない。
何より不味くて、飲めたものではない。
結局は、全量を捨てることになったが、あれはいったい何に使うのだろうか?

これにてベルリン滞在は終了。
明日はドレスデンに向かうことになる。